第5回つくばエクスプレスまつり2009  2009年11月3日(火)

秋葉原駅―(つくばエクスプレス)―つくばエクスプレス総合基地・見学





 つくばエクスプレス総合基地にて、つくばエクスプレスまつりを見学しました。秋葉原駅から総合基地まで直通電車で行きました。多くの鉄道ファンで賑わっていました。検車庫で車両の床下機器を見学したり、保守車両の実演を見学しました。

 

 


 この写真は、検車庫にて床下構造について説明するために展示されたTX2000系の写真です。床下構造の見学は、装置のヵ所に説明があり、客がそれを見て理解していくという形です。また、一部の装置は中身を見せていたりしていました。TX2000系の概要:2005年のつくばエクスプレス開業と同時に導入された車両で、交直両用になっています。そのため、TX2000系は、全区間で走行することが出来ます。シートは、クロスシートとロングシートがあり、3、4号車がクロスシート、それ以外がロングシートとなっています。ここ2、3年では、赤のラインが入った増備車も登場しています。(鉄研高校部長 高1B サイトー)




 主電動機 三相かご型誘導電動機です。1000系には、1編成12個、2000系には1編成16個装備されています。電車が走るために必要な動力を車輪に伝える装置です。




 ATC・ATO装置、ATC(自動列車制御/細かい速度制限)・ATO(自動列車運転)の制御をする装置です。

 


 高圧補助整流装置 交流区間でもSIV装置が使えるように主変圧器から交流1444Vをもらい、直流1250Vに変換してSIVに送る装置です。

 


 低圧連結ツナギ 各種低圧電気の電線を隣の車両に渡すための配電箱です。

 


 SIV装置 直流1500Vを、三相交流440V(室内蛍光灯・冷暖房装置・コンプレッサーなど)、交流100V(車内のマップ式案内表示器など)直流100V(スクロール式案内表示器など)に変換し各回路に供給する装置です。


 


 客室スペースの拡大や床下機器の集約化・車体配線の合理化を行うために、接触器やアーススイッチなどを同一箱内に収めたものです。

 


 軸梁式ボルスタレス空気バネ台車

 


 主変換装置 モーターを動かす装置

 
 


 列車無線アンテナ 送信、受信を共用した広帯域アンテナで、ダイバーシティ受信(無線通信を安定化させた方法)を行う。

 


 TIS(車両制御情報管理装置) 各装置に指令を出す装置で、故障・運行情報など列車の全ての情報が入っている。

 


 列車無線装置 高周波部、無線機部、制御部、電源部から構成され、各部はそれぞれ二重化(万が一、片方が故障した場合でも、もう片方で通信できるように)されている。

 


 ATO送受信装置 ATO車上子にて受信した信号をATC/ATO装置、TIS装置へ送るものです。

 


 検車庫にて、つくばエクスプレス車両の床下機器を見学しました。

 


 総合検測車 レール面の変位や、電車の高さ、偏位などを測ることが出来ます。

 


 高速で砥石を回転させて、レールを削正する保守車両です。

 


 架線を保守する車両での実演です。