第16回「鉄道の日」記念 水海道車両基地公開イベント 2009年11月3日(火)

つくばエクスプレス総合基地―(送迎バス)―水海道車両基地・見学―(送迎バス)―水海道駅―(関東鉄道)―守谷駅―(つくばエクスプレス)―秋葉原駅・解散

 


 つくばエクスプレスまつりを見学した後、関東鉄道の送迎バスに乗り、関東鉄道の水海道車両基地に来ました。今日は、関東鉄道の水海道車両基地でも公開イベントを開催していました。

 


 


 写真は、車両展示コーナーを車両基地側から見たところです。関東鉄道の主力気動車です。左から、キハ2104、キハ004、キハ354、キハ201です。

 


 写真は、車両展示コーナーを工場棟側から見たところです。前の写真の編成を後ろから見たところです。左から、キハ353、キハ003、キハ2103です。




 今日はとても寒い日でした。今日は関東鉄道常総線の水海道車両基地を見学しました。関東鉄道は民鉄の中では気動車の保有数が一番多いので車庫もかなり広かったです。
一般公開だったので車両が展示されていました。 まず新型キハ5000形の試乗をしました。とてもいいデザインだったのでびっくりしました。今回は 一般公開でしたがかなり見ごたえはあったと思います。写真の車両は関東鉄道のキハ5000形です。関東鉄道の最新鋭の車両です。車内はロングシートになっていて、ドア上にLED式の案内表示機が付いています。さらに正面にもLED式の行先表示機が付いています。(鉄研副部長 中2 モッティー)


 


 キハ5000形の運転室です。

 


 キハ5000形の車内の様子です。

 


 キハ5000形に乗車したら、関東鉄道より記念乗車証明書をいただきました。

 


 私達は、取手近郊の宅地化が進み、東京都市圏への通勤客が増え、関東鉄道、特に取手駅―水海道駅間の利用客が増えてきていると聞いていました。つくばエクスプレスが開通し、通勤客の流れが変わったのかなとも思いました。関東鉄道では、新型車の導入、快速運転、パーク&ライドの実施など、通勤客が増えてきているんだろうなという印象を持ちました。

 


 キハ5000形に乗車すると、水海道車両基地の構内を200mほど往復走行します。

 


 キハ5000形の走行写真を、皆で撮影しました。

 


 工場棟の前には、ジャッキアップ装置がありました。

 


 工場棟の構内では、気動車の床下機器や台車の展示開設がされていました。

 


 元空気タンク 空気圧縮機で作られた圧縮空気を蓄えておくタンクです。汽笛、ドアの開閉、保安ブレーキなどに使用される空気の元になっています。

 


 燃料タンク 軽油が530?入ります。燃費は、約1.6km/?です。 気動車の燃料は、ほぼ毎日給油されます。

 


 接触器箱です。 左から、帰路スイッチ(各回路のマイナス線)。GCS(エンジンコントロールシステム)。その下が、左から機関始動回路のリレーなど、機関始動スイッチなどの操作盤、変速機用のCCS(コンバータコントロールシステム)です。

 


写真の左側に写っている管が付いている機械が空気圧縮機です。汽笛、ドアの開閉、保安ブレーキなどに使用される圧縮空気を作る機械です。走行用のエンジンで駆動されています。写真の右側に写っている箱に入った機械が充電調整器です。 発電機回転数および負荷の変化に応じ、発電機の磁界電流を自動的に加減して、発電機出力電圧および出力電流の調整を行う装置です。

 


ディーゼル機関と液体式変速機です。ディーゼル機関の形式はDMF−13HZ、横型・直列・水冷・6気筒の方式です。重量は、1480kgです。液体式変速機は、CCS(コンバーター・コントロール・システム)方式です。変速1段・直結2段で、逆転機構が内臓されています。

 


 蓄電池(バッテリー)です。6Vのバッテリーが、4個直列に接続して24Vで使用されています。

 


 写真の中央に写っている平たい板は、列車選別車上子です。常総線の快速運転用に設置されたもので、運転台の選別スイッチにより、快速・普通を選択すると、デジタル電文が発信され、地上側で演算され、踏切の鳴動分などを制御します。

 


 半永久連結器 通常、切り離しを行わないような中間部に使用される連結器です。4本のボルトで固定されています。

 


 密着式小型自動連結器です。連結する時は、連結器同士で押し付けると連結されます。開放する時は、開錠引棒を引くだけで開放できます。

 


 空気バネ式ボルスタレス台車 NP128T(従台車)です。 未使用の状態で車輪の直径は、860mmです。重量は4075kgです。駆動用の減速機がついていません。

 


 空気バネ式ボルスタレス台車 NP128D(動台車)です。 車輪直径は、未使用時で860mmです。重量は5425kgです。駆動用の減速機がついています。

 


 空気圧縮機です。全客車に使用されています。

 


 液体式変速機です。変速1段・直結2段、逆転機構が内臓されています。

 

 
 車両用高速ディーゼル機関です。

 


 工場棟では、クレーンでの車両吊上の実演が行われました。

 


今回の関東鉄道水海道車両基地のフェスティバルの時は新型車両キハ5000系の試乗等いろいろな体験をさせていただきました。中でも最も興味深かったのがディーゼル機関車のDD502の試乗です。このDD502は1956年の日本車両製造製で昔は旅客列車を牽引したり、貨物輸送をしたりと忙しかったのですが、今は譲渡車両・新造車両の回送やイベント列車を牽引する等、昔ほど忙しくはないそうです。(鉄研中学部長 中2 イージマコーキ)
 


 DD502の運転室です。

 


 


 総合事務所棟では、鉄道模型の運転会、フォトコンテストの展示や鉄道グッズの販売が行われていました。

 


 今日は、つくばエクスプレスと関東鉄道の車両基地公開イベントをじっくり見学しました。

 


 水海道駅や水海道車両基地から筑波山が良く見えました。