銚子電鉄の見学 犬吠埼を散策  2009年6月14日(日)

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 この写真の右側の電車は、485系「華」です。この日は、臨時団体列車として走っていました。なおこの車両は、新前橋車両センター所属です。全車特別グリーン車で、全てが御座敷列車です。電車の床下機器は、485系を流用していますが、車体は新しく作られたものです。写真は、錦糸町駅にて撮影しました。(中2B 581系彗星1号)

 

 僕たちは、6月14日に銚子電鉄を調べました。まず、行くまでの道のりです。新宿から中央線、総武快速線や成田線を乗り継ぎ、2時間半かけて銚子に到着しました。まず僕は、成田線に乗って驚きました。113系が走っていたからです。ここまで東京から近い所で、113系が走っているのに驚きました。少し前は東海道線で走っていたが。それはともかく銚子電鉄は、意外と混んでいて、赤字路線とは思えませんでした。特に「孤廻手形」を買って犬吠駅で1枚もらえる「ぬれせんべい」は、とても美味しかったです。銚子電鉄がこれで赤字を回復したというのも良くわかります。(中1A 鉄研部長 イージマコーキ)


 

 今回の銚子電鉄の見学では、残念ながら801系には乗れませんでしたが、車庫で写真に収められたので良かったです。銚子駅で1日乗車券を買って列車に乗ったのですが、僕は結構沿線を歩いて見て回ったので、元が取れるくらいしか乗車券を使っていないと思います。銚子電鉄を見学するのは、今回で2度目ですが、「何回行っても楽しい路線だな」と思いました。東京からもそんなに遠くなく、620円で1日乗車券も買えて、ローカル線気分を味わえるので、1度くらいは行ってみて下さい。(中2C 鉄研部員 カワマタユーキ)

 

 写真は、デキ3です。1922(大正12)年、ドイツ製です。1941(昭和16)年に宇部にある沖之山炭鉱から銚子電鉄へ移籍しました。銚子電鉄では、沖ノ町駅の近くにあるヤマサ醤油の食塩を運ぶ貨物列車の牽引と入換え作業用の電気機関車として、銚子駅と仲ノ町駅間を走りました。銚子電鉄の貨物輸送は、1984年に廃止されました。それでもデキ3は、銚子電鉄の中で、特に人気のある電気機関車です。(鉄研部員 中2C カワマタユーキ)

 

 写真の手前に写っている電車は、外川駅にあるデハ301です。デハ301は、もとは1930(昭和5)年に新潟鉄工所で製造されたモハ115です。鶴見臨海鉄道、国鉄鶴見線を走っていました。1948年に鶴見線の電圧が昇圧されました。モハ115は、日本鉄道自動車で改造され、銚子電鉄に配属されました。集電装置は、国鉄時代までパンタグラフでした。銚子電鉄に配属されてからポール、1966年にビューゲル、1991年にパンタグラフに取り替えられました。銚子電鉄のデハ301は、唯一現在に残ったかつての鶴見臨海鉄道の電車です。かつての営団地下鉄1000系が導入されてからも、しばらく現役で走っていたが、現在では予備車となっている。(鉄研部員 中2C カワマタユーキ)

 

この客車は、元国鉄のワム8000形をトロッコ様に改造して作ったユ101形です。「澪つくし」号として運行されています。「ユ」とは、遊覧者のユです。しかし今では、安全の問題で運行されていません。ユ101形は、1985年に放送されたNHKテレビ小説「澪つくし」に由来します。このドラマは、銚子が舞台になっています。

 

 写真は、銚子電鉄の終着駅、外川駅です。
 「澪つくし」は、大正時代の銚子が舞台です。ストーリーは、画家のモデルをしていた女学生のかをると、漁師の網もとの青年である吉武惣吉と出会いから始まります。かをるの父は、銚子でも屈指の醤油醸造元である「入逃」の当主でした。当時、醤油業者と漁師は、犬猿の関係でした。しかし、かをると惣吉は、困難を乗越え結婚をし、惣吉が網もとの親方の地位を譲り受けました。惣吉が漁で遭難し、かをるはショックで流産しました。実家に引き取られ、実家の番頭であった梅木と再婚し、双子の男児を産みました。遭難から5年後、惣吉がフィリピンから記憶喪失の状態で戻って来たという内容です。(鉄研部員 中2C 快速登戸)

 

 写真は、犬吠灯台です。犬吠埼で昼食を食べ、海辺の遊歩道を散策しました。

 

 地球が丸く見える丘公園の展望台です。今日は曇っていたので、あまり遠くは見えませんでした。

  


 この写真の電車は、デハ1002です。もとは営団地下鉄丸ノ内線の車両です。車内にランプが付けられています。丸ノ内線の名残です。第三軌条が設置されていない区間を通過する時、一瞬車内の蛍光灯が消え、非常灯が付いたのです。車内には、「鉄子の旅プラス」にある銚子電鉄の紹介で出てきたマンガが貼られています。「鉄子の旅」のマンガ家菊池直恵氏が銚子電鉄の魅力を伝えています。(鉄研部員 中2C 快速登戸)


 

 帰りは、総武本線の普通電車に乗りました。