大宮 鉄道博物館 2009年1月17日(土) |
2009年最初の活動は、大宮にある鉄道博物館を見学としました。午前の授業が終わってから、正門に集合し、一路大宮へ行きました。結構すいていました。運転シミュレータをやったり、鉄道模型HOジオラマを見学したりしました。 |
展示会場へ行くと、ヒストリーゾーン1階の中央にある転車台(ターンテーブル)にて、C57 135の転車の実演が行われていました。Cとは大きな動輪が3組付いているということです。C57 135は、1937年に製造された、日本国有鉄道の旅客用テンダー式蒸気機関車です。主に特急や急行の客車を牽引しました。スマートで綺麗な車体なので、貴婦人という愛称で呼ばれました。D51形とならぶ日本を代表する蒸気機関車です。この135号機は、晩年函館本線や室蘭本線を走りました。1976年から旅客列車を牽引した最後の蒸気機関車として、交通博物館で展示されていました。 |
鉄道模型ジオラマコーナーでは、HOゲージの車両を走行させながら、通勤電車、特急電車や夜行電車の紹介をしていました。大勢の子供たちで賑わっていました。 |
特急「富士」の展望車です。車内には、ソファーや書棚と、貴賓・高官用の特別室が設置されています。特急「富士」は、1912年(明治45年)6月15日に、東海道の旧新橋駅と山陽本線の下関駅間に一等車と二等車のみで編成された日本初の特別急行列車として運行が開始されました。この展望車は、最後尾に連結されていました。運行当時は、下関と朝鮮半島の釜山との間に、鉄道省による鉄道連絡船の関釜航路が運航されていました。そこから先の鉄道と連絡し朝鮮半島、中国、シベリア鉄道を経由してパリ、ロンドンに至る旅客鉄道輸送が行われていました。展示会場では、東京からパリ留学に立つ姉妹の会話が放送されていました。今では「富士」といえば、東京駅と大分駅間を走る寝台特急列車(ブルートレイン)でです。2009年3月14日のダイヤ改正で、併結する「はやぶさ」と共に廃止され話題になりまいた。 |
写真は、北海道で最初の鉄道である官営幌内鉄道で使われた開拓使号客車です。車号は、コトク5010です。1880年に製造され、北海道の開拓に使用されたアメリカ合衆国製の特別客車です。開拓使等の政府高官専用の客車です。アメリカ式開放客室で、中央通路、デッキ、転換式クロスシート、ストーブ、洋式トイレが備え付けられています。曲線区間でも安定した走行ができるボギー車です。当時の最新技術である空気ブレーキが使用されています。開拓使号客車をはじめ、幌内鉄道ではミラー式自動連結器が採用されていました。今日は、日本の鉄道の歴史について学びました。 |
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