第8回 みんな集まれ!ふれあい鉄道フェスティバル  2008年11月22日(土)



日本学園…明大前駅―(京王電鉄)―新宿駅―(湘南新宿ライン)―赤羽駅―(宇都宮線)―尾久駅…尾久車両センター・見学

 


 今日は、尾久車両センター構内で行われた鉄道フェスティバルを見学しました。14時が最終入場だったので、終礼が終わってから急いで行きました。会場では、夢空間、なごみや宴が展示してあり、車両ジャッキアップやレール切断の実演、レールスターやマジックボーイの体験乗車が行われていました。天気が良く、多くの鉄道ファンで賑わっていました。



 検修庫に展示してあったジョイフルトレイン「なごみ(和)」。海外からの訪日観光などに利用される車両です。高級な客室で、バリアフリーも充実しています。電化区間全てを走れる交直流電車であり、ディーゼル機関車による牽引による非電化区間での走行も可能としました。エクステリアコンセプトは「シャープさと重厚感を兼ね備えた斬新なフォルム」とし、車体の色が、光彩により色合いがダークブラウンから紫に変化する塗装となっています。インテリアコンセプトは「落ち着き、高級感のあるモダンなデザインの客室」とし、天井からハットラックにかけて曲面と木質により、柔らかい空間をつくっています。



 野外の車両展示コーナーに展示されていた、ジョイフルトレイン「うたげ(宴)」です。電化区間なら、ほとんどの区間を走れる交直両用の和式電車です。ジョイフルトレインとは、国鉄末期に余剰車両を改造してつくった団体向け車両です。「うたげ(宴)」は、1994年に現在の東京支社が485系ボンネット型4両編成を改造した電車です。掘り炬燵式の車内が話題となりました。

 




 「サロンエクスプレス東京」は、国鉄が1983年に制作した初の欧風客車です。1997年にJR東日本が、7輌編成を6輌編成にして、欧風客車からお座敷客車「ゆとり」へ改造しました。JR東日本では、最後のお座敷客車として、団体列車に運用されていました。車両の老朽化と電車から改造されたジョイフルトレインが増えたこともあって、2008年に引退しました。

 




 1989
年に、JR東日本が製造した「夢空間」です。1988年に日本列島を縦断した世界的な豪華客車「オリエント急行」を参考に設計されています。展望食堂車・ラウンジカー・寝台車の3編成からなっています。各車両の内装は、大手デパートが担当しました。バブル経済の時期に製造されたとあってか、非常に豪華なものとなっています。上野・札幌間を結ぶ寝台特急「北斗星」に連結され、臨時寝台特急として運用されましたが、一般営業列車としての運用は少なく、主に団体専用車両として利用されました。

 




オシ25 901「ダイニングカー」展望室を有し、列車の最後尾に連結される食堂車である。個室もあり、車両の後部には厨房を配する。定員は展望部が18名、個室部が4名である。製造は東急車輛製造で、内装は東急百貨店が担当した。一般の24系客車とともに組成し、「北斗星」系統をはじめとする臨時列車や団体専用列車に使用し、20083月で営業運転を終了した。200811月現在、尾久車両センターに留置されている。

編成の最後尾に連結される展望食堂車。4人用個室食堂も備わっている。食堂の合計定員は22名。東急百貨店が内装を担当しました。

 



 「ゆとり」は元、1983年に国鉄が制作した初の欧風客車で、14系から改造されデビュー。後のジョイフルトレインブームの先駆け的存在として活躍してきました。

 

 


 今日の午後は、JR東日本の各車両を撮影したり、乗車したりして過ごしました。

尾久車両センター…田端駅―(山手線)―新宿駅・解散