大井川鐵道新金谷車両基地   2008年3月26日(水)

小田原駅―(東海道本線)―金谷駅―(大井川鐵道)―新金谷駅ロコミュージアム・見学…新金谷車両基地・取材




 鉄道研究部の春期合宿、高校3年生最後の取材は、大井川鐵道になりました。

 

 


 新金谷駅の車両基地にて、C10−8を見学しました。蒸気機関車は、発車までの準備、火種を作りボイラーの圧力が上がるまでに3時間必要です。


 


 千頭駅と金谷駅間は、40kmありますが、往復するのに、石炭1t、水7tが必要です。石炭は新金谷駅、水は新金谷駅と千頭駅で補給します。石炭は、金谷駅から千頭駅へ向かう登り坂で、多く消費します。




 C10の運転室です。蒸気機関車の運転には、運転手1名と運転助手2名が必要です。運転助手の1名は、ボイラーを挟んで運転手と反対側の前方の安全を確認します。他の1名は、ボイラーにスコップで石炭を入れます。大井川鐵道には、20名の運転手がいます。



 




大井川鐵道で、多く使用されているC11は、全長12m、重量65t、動輪の直径1520mm、610馬力です。客車は、1両30tです。通常客車5両まで牽引する場合、単独運行となります。客車6〜7両を牽引する場合、最後尾に電気機関車を連結します。営業線での最高速度は、蒸気機関車50km/h、電車65km/hです。




 新金谷駅の車両基地にある旧近鉄420系です。現在は、予備車として待機しています。大井川鐵道に導入された時は赤色の車体でしたが、現在は近鉄名古屋線の特急車として運行していた当時の塗装がされています。根強い人気があり、この電車の営業運転についての問い合わせがよくきます。

 


 大井川鐵道は名鉄系列の鉄道会社ですが、いづれは近鉄16000系に統一していく見通しだそうです。

 


 新金谷駅車両基地を取材した後、家山駅で降りて川根茶で作ったタイ焼きを食べました。




 家山駅は、大井川に沿う桜並木が奇麗な駅です。




 家山駅には、新金谷駅へSL急行で向かうツアー客で賑わっていました。

 


私たちは、井川線で奥泉駅へ行き、民宿奥大井に宿泊しました。鉄道研究部の合宿にしては豪華な夕食となりました。




新金谷駅―(大井川鐵道)―家山駅―(大井川鐵道)―千頭駅―(大井川鐵道井川線)―奥大井駅----民宿奥大井・宿泊