つくばエクスプレス TX総合基地 2007年11月3日(土) |
「第3回つくばエクスプレスまつり」を見学しました。秋葉原駅より直通電車に乗り、TX総合基地に行きました。TX総合基地では、電車の床下機器を見学し、ヘッドマークをつけた車両を撮影し、保守用車両を見学しました。 |
写真は、検車庫にある車両の床下機器を見学するコーナーです。つくばエクスプレスの車両は、ハイテク装置が搭載されていて、床下機器も今まで見学した他の鉄道会社のものとはだいぶ見た感じが違っていました。 |
つくばエクスプレスで使用されているブレーキです。写真の左側に写っているのは、T車(モーターが付いていない車両)用のブレーキシューです。上の緑色のものが新品です。下が磨り減った中古品です。新品から取替えまで走行距離20万km、秋葉原駅―つくば駅間1800往復使用されます。中央に写っているのは、ディスクライニングです。車軸にディスクを設け、パットで圧してブレーキをかけます。右側に写っているのは、M車(モーターが付いている車両)用のブレーキシューです。新品から取替えまで、走行距離5万km、秋葉原駅―つくば駅間を520往復使用されます。 |
ATO送受信装置。車上子で受信した信号を復調してATO装置やTIS装置などに情報を送信します。 ATO Automatic Train Operation 自動列車運転装置 |
ATC装置 受電器で受信したATC信号速度情報によって、車両速度を制御します。ATO装置 車上にプログラムされた情報によって、発車から停止まで自動で制御します。 ATC Automatic Train Control 自動列車制御装置 |
TIS中央装置 各装置に指令を出す装置で故障情報など、列車全ての情報が入っています。 TIS Train-control Information Management System 車両制御情報管理装置 |
配電箱 接触器や設置スイッチなどを同一箱内に集約し、客室スペースの拡大、床下機器の集約、車体配線の合理化を図りました。 |
SIV装置 直流1500Vを三相440Vや交流・直流100Vに変換して冷房装置、コンプレッサーなどに供給します。 SIV Static InVerter 静止型インバータ |
主変換装置 コンバータ、インバータ、接触器などの主回路機器と制御電源などの制御回路や冷却装置を一体箱構造としました。 |
ボルスタレス台車(M車用)と主電動機(モーター) 主電動機は、三相四極かご型誘導電動機です。定格回転出力190kW。定格回転速度2310rpm。 ※rpm revolution per minute 回転/分 ※定格 温度上昇の面から、そのモーターに保証された使用限度をいいます。出力に対する使用限度を定め、電圧・周波数・回転速度などを指定します。それらを定格出力・定格周波数・定格回転速度といいます。 |
列車無線アンテナ 送信・受信を共用した広帯域アンテナで行います。 |
戸閉制御切換装置 ホームドア・車両ドアの扉の開閉に関する電文を送受信します。 |
列車無線装置 列車無線、防護無線、データ伝送3チャンネルを有したシステムです。列車無線機能は、指令通話・車内中継放送・自動放送・非常通報通話です。防護無線機能は、防護発報・防護着信です。データ伝送は、非常通話・防護発報・無線制御などです。 |
MRPS 元空気ダメの圧力が所定圧力以下に下がった時、検地し非常ブレーキをかけます。 |
ATC受信器 レールに流れるATC信号を受電します。 |
本日は、水海道車両基地にて関東鉄道の見学会も催されています。これから、TX総合基地から送迎バスに乗って、水海道車両基地に行きます。 |