東京モノレール 昭和島基地   2007.7.19(木)

日本学園…明大前駅―(井の頭線)―渋谷駅―(山手線)―浜松町駅―(東京モノレール)―昭和島駅…昭和島車両基地・取材―(東京モノレール)―天王洲アイル駅―(りんかい線)―大崎駅―(埼京線)―渋谷駅・解散

 



 高校の夏期講習・中学の特別講習の期間を利用して、東京モノレール昭和島センターを取材しました。浜松町駅から東京モノレールに乗りました。

 


 モノレールの車窓から見た風景です。東京湾やレインボーブリッジが見渡せました。

 


 昭和島駅には待避線が増設され、浜松町駅・羽田空港第1ビル駅間ノンストップの空港快速が設定されていました。




 昭和島センターには、列車の運行を管理する運転司令室、電力の供給を管理する電力司令室、車両の月点検や重要部点検を行う工場や車両基地、線路電路設備の点検・保守基地、乗務員基地があります。私達は、モノレールの車体や台車の構造、レールと架線、モノレールの切り替え設備について取材しました。

 


 写真は、車両整備基地1000形の整備・検査を行っているところです。1000形は、1989年に導入された6両固定編成の列車です。2000年に外装デザインが改められました。

 


 


 1000形の制御器です。カム軸抵抗制御です。

 


 車両の検査・整備基地で、台車を検査しているところです。

 


 東京モノレールの台車です。1000形は6両全車両が電動車で、最高時速は80km/hです。

 


 軌道桁の両側に電車線が取り付けられています。600Vの直流の電流が流れています。かつては鉄製でした。1985年より、アルミステンレス製に取り替えられ、防錆と電流容量の増大化を図りました。

 


 写真のタイヤは、台車に取り付けられ軌道桁の上に縦に乗る走行輪です。タイヤの中には、スチールコード窒素ガスが入ります。台車には1軸に2輪が備わり、補助車輪やパンク検知装置も備え付けられています。
 


 車体と台車を切り離す施設です。台車が桁ごと下に下がる方式です。

 


 桁の横についているタイヤが電車の進路を定める案内輪です。窒素ガスが入ったゴムタイヤです。タイヤの下に付いている赤い輪は、補助車輪です。タイヤの上に見られる金属製の輪は、ディスクブレーキです。

 


 写真の真ん中に写っている赤い装置は、モノレールの集電靴です。一般鉄道のパンタグラフの役割を果たしています。電車線に下から接し集電します。その下に見られるタイヤは、安定輪タイヤです。

 


 


 モノレールのモーターです。

 


車両基地で、転轍機の動きを見学しました。

 


 モノレールの転てつ機です。一般鉄道のポイントの役割を果たしています。昭和島車両基地には、2〜4線に切り替えられる転てつ機が備わっています。羽田空港には、シーサス転てつ機(一般鉄道でいえばダブルクロスオーバー)が備わっています。


 

 今日は、東京モノレールの方々がたいへん親切に昭和島センターを案内して下さりました。おかげでモノレールの仕組みについて詳しく学ぶことが出来ました。