京福電鉄 嵐電 西院車両基地    2007年4月3日(火)

四条大宮駅―(京福電鉄)―太秦広隆寺駅…太秦映画村・見学…太秦広隆寺駅―(京福電鉄)―西院駅・車両基地・取材―(京福電鉄)―帷子ノ辻駅・レトロ電車撮影




 午後は、京都へ行き太秦映画村を見学し、京福電鉄西院車両基地を取材しました。

 
 


京福電鉄嵐山本線・北野線は、28両の電車を保有しています。





 西院検車区・車両基地には、2本の留置線、下部の検査を行う2本のピット線、2本の重要部検査を行う線があります。8名の作業員で、洗車、状態検査、重要部検査、全般検査にあたっています。



 車体は新造されていますが、モーターや台車は繰り返し使われています。2000形はVVVF制御車だが、他の電車は吊り掛け式直流制御車です。





 嵐山本線に併用区間があるが、短い区間が併用部になっている地点での電車と自動車の接触事故が多い。どの電車もどこかをこすっている。





 電車の各所に反射板をつけたり、警笛の音を和らげたりの工夫を行っている。併用線であまり大げさな警笛を鳴らすと、周りの歩行者に嫌悪感が沸くからだそうです。




 現在の多くの電車の車輪が一体型になっているのに対し、京福電車の車輪は金属製のタイヤを輪芯にはめる焼きはめ車輪をとなっている。









 一体型の車輪をつけると吊り掛け式駆動装置が地面を擦ったり、一体型車輪と車軸を交換するには大掛かりな装置が必要などの理由からです。





 今日は、タイヤを輪芯にはめ込む作業を見学できました。タイヤは300度に熱し少し膨張させ、クレーンで吊った輪芯をタイヤにはめ込み素早く水で冷やし、固定する作業でした。



 最後に大きなハンマーで輪軸を叩き、その「カーン」という音色で、金属タイヤと輪軸が隙間なく接続したか判断します。今回は、隙間があるときの音も聞かせていただきました。

 


今日は、西院車両基地の親切なお計らいのおかげで、貴重な体験ができました。



 京福電鉄嵐山本線に乗って、嵐山駅へ行き、京都の名所である嵐山を散策しました。


 


北野線にも乗り、帷子ノ辻駅でレトロ電車を撮影しました。