名古屋市営地下鉄 レトロ電車館  2006年8月17日(木)

日進工場・取材…レトロ電車館・見学…赤池駅―(名古屋市交通局)―栄駅…名古屋テレビ塔・散策…ホテルエコノ栄・宿泊

 



 日進工場を取材した後、工場に隣接してあるレトロ電車館を見学しました。かつて名古屋の市街を走っていた地下鉄電車や路面電車が静態保存されていました。 




 名古屋市営地下鉄が開業した1957年から1988年まで、東山線を走った100形電車です。車体の外装は、画家の杉本健吉氏が、暗い地下をウィンザーイエローで明るく走り抜けるように選定したものです。




 100形の運転室です。




 100形の車内です。どの車両の外装も車内もピカピカに磨かれ、奇麗に保存されているのには、目を見張りました。




 1944年に10両が製造された3000形連接車です。



 第2次世界大戦での資材不足の中、名古屋市が軍需生産の重要な地域であったことから、工場通勤者を短時間に大量輸送するために、特別に資材割り当てを得て製造されました。1970年まで名古屋市内を走りました。




 2000形電車です。車輪にゴムを挿入した、騒音と振動が少ない車両です。この技術は、地下鉄100形にも生かされました。1956年から1958年にかけて、29両が製造されました。1973年まで名古屋の市街を走りました。




 レトロ電車館の前に展示されている複心円シールドマシーンの一部です。地下鉄4号線本山北工区の土木工事で実際に使用されたトンネルを掘るための機械です。多くのトンネル工事のでは、地上に回収するのには莫大な費用がかかるので、掘削作業を終えたらそのまま地中に埋めて置きます。
 私たちは、レトロ電車館を見学した後、名古屋市営地下鉄鶴舞線に乗り、名古屋の中心街へ行き、テレビ塔などを散策しました。