名古屋市営地下鉄鶴舞線 日進工場 取材  2006年8月17日(木)

北大社車両基地・取材…東員駅―(北勢線)―西桑名駅…桑名駅―(関西本線)―名古屋駅―(中央本線)―鶴舞駅―(名古屋市交通局)―赤池駅…日進工場・取材



午後は、名古屋市交通局の日進工場を取材しました。写真は、桜通線を走る6000形です。ATO自動列車運転装置(Automatic Train Operation device)を搭載し、ワンマン運転をしています。

 



 日進工場は、名古屋市営地下鉄鶴舞線と名鉄豊田線が乗り入れる赤池駅にあります。写真は、赤池駅の車両基地です。写真の右奥に写っている高架線が名鉄豊田線です。日進工場を案内してくれた方は、「地下鉄の建設には凄い金額がかかるので、日中にこんなに多くの車両が車両基地に留置しているようでは、採算が合わない。それに比べ名鉄は、豊田から赤池まで28億円で線路を建設しただけで、豊田から名古屋の中心街まで直通電車を出せるのだから効率が良い」と言っていました。




 日進工場の設備を見学しました。パンタグラフの磨耗を減らすために架線との接触部分に弾力を待たせる工夫をしたり、トンネル火災に備えて座席をウール100%にしているなど、名古屋市交通局の電車の設計に関して学びました。名古屋の方々は、名古屋市営地下鉄を名市交(めいしこう)、名古屋駅を名駅(めいえき)とよんでいました。




 電車設備のコンピュータ化が進んでいて、電車の検査も専門の業者によりユニットを交換する場合が多くなりました。名古屋市営地下鉄では、万が一の故障に備えて、手動操作の訓練をしているとのことでした。職員全員、軌框にレールを締結する締結用ボルトを締める訓練もします。




 日進工場には、修車工場と検査工場があります。修車工場では、全般検査・重要部検査・臨時検査・改良工事が行われています。




 検車工場では、月検査と列車検査が行われています。