京浜急行電鉄 新町検車区の取材  2006年7月14日(金)

日本学園明大前駅−(井の頭線)−渋谷駅−(山手線)―品川駅―(京浜急行電鉄)―神奈川新町駅新町検車区・取材東神奈川駅―(京浜東北線)―浜松町駅芸術鑑賞・出席




 京浜急行電鉄の神奈川新町駅近くにある新町検車区を取材しました。本日、日本学園は芸術観賞の日です。午後に浜松町駅近くにある劇団四季劇場に集合です。午前中に取材を行う予定でした。しかし、渋谷駅に着くと、東急東横線が人身事故により運転見合わせとのこと。私たちは急いで、品川を経由して神奈川新町駅へ向かいました。



 神奈川新町駅から、新町検車区まで急いで走りました。約束した時間よりちょっと遅れてしまいました。新町検車区の方は、親切にむかい入れて下さりました。新町検車区の施設と役割、電車点検、月点検について学びました。

 
 


 部員たちは1000形の運転室を撮影し、電車の中から自動車両洗浄機での車体の洗浄を見学しました。
 


 新町検車区は主に4〜6両編成の電車の月点検や電車清掃を行っています。自動車体洗浄機では、洗剤と完璧な蒸留水を使って車体を洗浄します。
 


 検車区内のポイントの手前に、ポイント切り替えスイッチがあり、運転手が運転室の窓を開け、運転室から手動でポイントを切り替えながら電車を誘導していました。

 


 ポイントが切りかえられたら、電車の進入する線が表示されます。運転室から確認できます。

 


 検車区にて、電車の屋根上の機器を見学しました。

 


 


 ひし形のパンタグラフです。金具全体が電気を帯び、電車の各装置に電流を流します。

 


 クーラーの室外機です。

 


 電車点検は走行距離60万kmまでに行う詳しい点検です。月点検は、台車についているブレーキシューなどを交換する整備です。

 


 制御器の開発により、モーターの小型化も進んできています。

 


 検査中、電気の入っていない電車を移動させる動力車です。

 


 車体をジャッキアップさせる装置です。車体と台車を切り離します。

 


 構内に車輪旋盤装置です。急ブレーキなどで凹凸ができた車輪を完璧な円に旋盤する作業を行っていました。

 


 一旦旋盤装置を止めていただき、近くでその仕組みを見学させていただきました。

 


 車輪を完璧な円形に転削すると車輪がだんだん小さくなります。台車で高さを調整します。

 


 検車区を詳しく見学してから、電車の整備点検体制や京浜急行の運行事業について学びました。京浜急行電鉄のダイヤでは、分割併合が多いので、即座に電車の分割併合が出来るように先頭車両の電気系統の接続も素早くできるような仕組みが採用されています。

 


 京浜急行電鉄新町検車区の方々に親切に案内をしていただいたおかげで、検車区の役割、電車の仕組みと検査の手順について詳しく学ぶことが出来ました。



 実はこの日の午後は、日本学園の芸術観賞教室。浜松駅近くの劇場で演劇を観る予定でした。微妙な時間となりましたが、部員たちが即座に電車の時刻表を調べ、東神奈川駅より京浜東北線で、浜松町駅に直行しました。間に合いました。