京阪電気鉄道 淀屋橋駅   2005年8月11日(木)

南海難波駅―(御堂筋線)―淀屋橋駅…京阪淀屋橋駅


 


 南海電気鉄道の難波駅を見学した後、地下鉄御堂筋線に乗って、京阪電気鉄道の淀屋橋駅に来ました。京阪電気鉄道の淀屋橋駅は、1963年に京阪本線の淀屋橋駅・天満橋駅間の開通と同時に開業しました。島式ホーム1面3線を有する地下駅です。3線で4番線まであります。これは1番線と4番線が縦列停車をする形で同じ線路を共有しているためです。3番線と4番線はホームの末端部にあります。2番線は3番線の切り欠き部にあります。

 


 8000系特急電車です。当初、この系列は鴨東線の開業に伴う特急の所要本数の増加分と3000系で一部存在していた6両編成をすべて7両編成に統一するために必要となった中間車のみを投入する計画でした。運用を開始すると、特急停車駅で新型車両に乗車するために待つ乗客が多くなったので、3000系の総置き換えを推進することになったそうです。

 


 1995年にはリニューアル工事とともに階建車両が組み込まれました。1993年までに7両編成10本が新造され、順次3000系と置き換えられました。1997年から1998年にかけて3000系に組み込まれて好評を得ていた2階建車両を8000系にも増結することになりました。1997年から1998年にかけて1年で5両ずつ10両が新製され、出町柳方から4両目に順次組み込まれました。そのため、現在は8両編成10本となりました。

 


 2階建車両の側面には、時代際のラッピングが施されています。時代際は、1895(明治28)年に平安神宮が創建された後、神宮の管理と保存のための市民組織が作られ、その記念事業として始められました。祭りを盛大にするため、東京奠都以前の京都の風俗を遡る時代行列が提案され、「時代祭り」と呼ばれるようになりました。

 


 9000系通勤電車です。通勤時の混雑緩和および輸送力増強を目的として1997年に8両編成5本が新製されました。車体や電装品は7200系をベースとしています。ラッシュ時特急急行から普通までの運用の双方に使用できる汎用形として製造されました。車体の塗装は通勤形をベースとしていますが、9000系は特急兼用車という位置付けであり、在来の通勤形車両と区別するために、緑2色の境目にパステルブルーのラインが入っています。座席は、ノルウェーエクネス社製の固定クロスシートと、ドア付近の一部はロングシートを配置したせみクロスシート車です。

 


 2200系通勤電車です。京阪本線天満橋駅・淀屋橋駅間の延伸を含む高度経済成長期の乗客増加に対応するために1964年から新造された車両です。2000系では全車電動車によって編成が組まれていたが、2200系列では当初から付随車を組み込んでいます。加速度は2.5kmhsに、減速度は4.0kmhsです。本線・鴨東線中之島線の、普通・区間急行・準急・急行で運用されています。私達は、再び御堂筋線に乗って、阪急電鉄の梅田駅を見に行きました。