近鉄標準軌路線と狭軌路線の接点 橿原神宮前駅 2005年8月11日(木)

宇治山田駅―(近鉄)―大和八木駅―(近鉄)―橿原神宮駅




 宇治山田駅を見学した後、狭軌線と標準軌線の結節点、橿原神宮前駅を見学しました。橿原神宮前駅は、奈良県中南部、飛鳥地方における主要駅です。中央口駅舎は、新歌舞伎座の設計で有名な建築家である村野藤吾氏による設計です。



 地上駅で2面4線のホームが2つあります。



 西側の4~7番のりばが狭軌の南大阪線・吉野線、東側の1~3番のりばが標準軌の橿原線のホームです。



 1番のりばと同一ホームの向かい側にある8番のりばは狭軌となっていて、天皇皇后皇太子の行幸啓や、団体輸送での乗換を便利にするために、南大阪線・吉野線の貸切列車が入線することがあります。



 8番のりばの東側の51番線にはトラバーサなどの設備庫があり、南大阪・吉野線の車両が検査のため五位堂検修車庫へ回送する際に狭軌と標準軌の台車履替を行っています。



 写真の左側が狭軌、右側が標準軌の線路です。



 橿原線のホームから吉野方面を撮影しました。真ん中に標準機の橿原線の折り返し線があり、その両側に狭軌の線路が配置されています。