伊勢神宮と近鉄宇治山田駅  2005年8月11日(木)

ホテルサンドー…伊勢神宮・参拝…伊勢市駅―(近鉄)―宇治山田駅―(近鉄)―大和八木駅―(近鉄)―橿原神宮駅



 早朝に伊勢神宮外宮を参拝しました。とても静かで落ち着いたところでした。伊勢神宮には、天照大御神を祀る皇大神宮と、豊受大御神を祀る豊受大神宮の二つの御正宮があります。皇大神宮は内宮、豊受大神宮は外宮とよばれます。



 私の父の実家が松阪にあったので、伊勢神宮には子どもの頃に訪れました。内宮と外宮は離れた場所にあるので、今回は、外宮を参拝しました。外宮で祀られている豊受大御神は衣食住の守り神です。



 伊勢神宮を参拝した後、近畿日本鉄道の宇治山田駅を見学しました。宇治山田駅は、1931参宮急行電鉄(現在の近鉄大阪線山田線)が開通した時に伊勢神宮最寄りのターミナル駅として開設されました。

 

 当時から長距離列車の始終着駅として賑わい、また貴賓室があるため天皇をはじめとする貴賓客や、正月恒例となっている内閣総理大臣の神宮参拝の際の乗降駅となっています。



 駅舎は、開業当時からの鉄筋コンクリート3階建てです。1931に開業した東武鉄道浅草駅1932に竣工された南海電鉄難波ターミナルを手がけた久野節氏が設計した近代建築です。駅舎の幅が120mもあり、外部壁面にはクリーム色のテラコッタ・タイルで装飾され、入口の上部には八角形の窓が並んでいます。



 コンコースの高い天井とともに、優れた昭和初期の建築と評価されています。2001年には、駅舎本屋が国の登録有形文化財に登録されました。第1中部の駅百選にも選定されました。