特殊狭軌線 近鉄内部線・八王子線を見学   2005年8年10日(水)

名古屋駅―(近鉄名古屋線)―四日市駅―(近鉄)―日永駅―(近鉄)―四日市駅―(近鉄名古屋線)―宇治山田駅…ホテルサンドー・宿泊




 午後は、近畿日本鉄道に乗りました。近鉄四日市駅で、近鉄内部線に乗り換え日永駅で内部線・八王子線(特殊狭軌線)を撮影しました。

 



 内部線・八王子線は、軽便鉄道として建設されました。軌間762mmの特殊狭軌で、ナローゲージともよばれます。日永駅は、ローカル線の趣が漂う駅でした。かつてナローゲージ路線が多く活躍した時代を懐かしく感じました。

 



 路線名の「八王子」は、かつての終点伊勢八王子駅に由来しまします。八王子線は、1912年に三重軌道が日永駅 八王子村駅間を開業しました。

 



 現在、近鉄四日市駅 -日永駅間は内部線となっており、八王子線は支線的な存在になっていますが、八王子線の方が先に開業され、内部線は鈴鹿支線と呼ばれていました。以後、1944年の三重交通へ統合され、三重電気鉄道を経て、1965年に近畿日本鉄道の路線となりました。

 



 1974年に集中豪雨による天白川の水害で日永駅 ―伊勢八王子駅間が休止となりました。1976年に日永駅 -西日野駅間は復旧したが、西日野駅 伊勢八王子駅間1.6kmが廃止されました。西日野駅が終点となりましたが、路線名が「八王子線」のままです。




 内部線は、1922年に三重軌道が鈴鹿支線の一部として開業しました。1965年に近畿日本鉄道の路線となりました。




 写真の左側に写っている直線線路は、内部駅方面へ行く内部線です。写真の右側に写っている曲線線路は、西日野駅方面へ行く八王子線です。かつては、八王子線側にももう一本線路があり、八王子線の電車も日永駅で交換できました。