京王帝都電鉄 若葉台 メモリアル5000系イベント  2004年11月14日(日)

 多摩動物公園駅…京王レールランド…多摩動物公園駅-(多摩都市モノレール)-多摩センター駅-(京王線)-若葉台駅…若葉台車両基地・撮影会----若葉台駅・解散



 鉄道研究部は、若葉台車両基地で開催された京王帝都電鉄5000系の撮影会に行きました。多摩動物公園駅に集合し、京王レールランドを見学してから、多摩都市モノレールを乗り継いで、多摩センターより若葉台駅を目指しました。





 若葉台車両基地は、5000系がさすがに人気の車両とあり、大盛況でした。鉄道研究部員以外の日本学園の生徒も多数、撮影に来ていました。



 京王帝都電鉄5000系は、1963から1969にかけて155両が製造された通勤電車です。23本の5000系4両編成、12本の51002両編成、13本の3両編成が、日本車輌製造東急車輛製造日立製作所で製造されました。



 京王帝都電鉄の架線電圧の1500への昇圧に伴って導入されました。京王帝都電鉄が、路面電車から始まった軌道線から、本格的な都市鉄道への移行して行った車両です。

 


 京王帝都電鉄は、5000系から前面に貫通扉を設置しました。1962年に導入された井の頭線用の3000に続いて、1964度の鉄道友の会ローレル賞を受賞しました。同一鉄道事業者の2年連続受賞は京王帝都電鉄が初でした。1968以降に製造された5000系車両は、関東地方初、またロングシートを装備した通勤形電車としては日本初の冷房車となりました。



 私がこともだった頃、冷房車といえば国鉄の特急列車など、特急券が必要な列車、1時間おきぐらいにしか停車しない列車でした。通勤電車に冷房車はとても珍しかったです。しかも、京王帝都電鉄はこの頃、新宿駅を地下駅にし、ホームにも大きな冷房装置を備え付けました。私が鉄道研究部の顧問になってから部員たちと京王帝都電鉄本社にインタビューに行き、冷房事業について聞きました。



 5000系に冷房車を導入したのは、路線が中央線と競合しているため、サービスの向上に力を入れたとのことでした。5000系の屋根についている室外機には集合型、分散型色々なタイプがあるのは、当時色々なタイプを試していたからです。新宿駅に冷房設備を導入したのは、京王帝都電鉄としては初めての地下駅だったので、ホームの環境を考慮したとのことでした。