第11回鉄道の日記念イベント 関東鉄道 水海道車両基地 2004年10月31日(日)
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関東鉄道のイベント「第11回鉄道の日記念イベント」に行きました。水海道車両基地にて展示車両を撮影しました。ディーゼル機関車に試乗しました。整備工場を見学しました。
水海道車両基地は、1992年に水海道駅の南側に隣接していた水海道機関区が手狭になったので、水海道駅と小絹駅の間に移転したものです。
水海道車両基地の総合事務所棟には、乗務区、車両区や運転司令室が配備されています。運転司令室にはCTC装置が設置されていて、水海道駅と下館駅の間の単線区間を管理しています。
写真は、水海道車両基地の車両撮影コーナーです。左からキハ100形、キハ350形、キハ350形、キハ2310形です。
キハ100形は、1997年に水海道駅―下館駅間のワンマン運転化に伴いキハ300形から4両が改造れた形式です。この改造は、料金箱、整理券発行機、料金表示器などのワンマン運転関連機器、運転席への車内放送用マイクと扉開閉スイッチの取り付け、運転台仕切りと一部座席の撤去です。キハ100形は、原則として単行運転なので、衝突事故などによってブレーキ配管が損傷し、回送不能となるのを防止するために、2001年に運転台の前面下部に排障器が取り付けられました。
キハ350は、1987年から1992年に国鉄清算事業団およびJR九州・東日本の片側のみに運転台がついているキハ35形・キハ36形が移籍したもので、現在23両が導入されています。
キハ2300形は、2000年から2002年にかけて、2両編成5本(合計10両)が新潟鐵工所(現・新潟トランシス)で製造されました。
片側のみに運転台がついている車両で、電気指令式ブレーキ、変速機自動切換やLED方式の駅名案内装置(を装備しています。基本的な様式は、キハ2100形に準じますが、ブレーキについては関東鉄道で始めての電気指令式ブレーキを採用しました。エンジンは、新潟鐵工所で製作されたDMF13HZを採用しています。
全ての車両が、前面と側面にLED方式の行先表示器がついています。新製時には、ドア上部のLED式車内案内表示器、ドアチャイムと保安装置であるEB装置が付いていませんでした。2004年から、複線区間である水海道駅以南でのワンマン運転を実施するために設置されました。主に複線区間を走ります。写真は、車両用高速ディーゼル機関DMF13HZです。
ディーゼル機関車のDD502形です。常総筑波鉄道(現・関東鉄道)が自社発注したセミセンターキャブのロッド式のディーゼル機関車です。当初は常総線の貨物列車やラッシュ時は旅客列車を牽引していました。旅客列車が全て気動車に変更されてから、常総線の貨物車専用となりました。1974年に貨物輸送が廃止されると、工事専用機となりました。1977年から1984年にかけては、常総線取手駅―水海道駅間の複線化工事の時に、貨車の牽引に使用されました。
現在は、工事用車両の牽引や下館駅―水海道車両基地間を行く譲渡車両や新製車両の回送に使われています。臨時のイベント列車を牽引するほか、水海道車両基地内での体験乗車などにも用いられています。今日も、多くのお客さんたちを乗せ、水海道車両基地の構内を行き来していました。
水海道車両基地のイベントを見学した後、私たちは関東鉄道に乗り、真岡鐵道を見に、下館駅へ向かいました。