JR東海 飯田線と南アルプスの景色 2004年8月8日(日)

八王子駅―(特急あずさ)―岡谷駅―(中央本線・飯田線)―伊那松島駅―(飯田線)―駒ヶ根駅―(飯田線)―飯田駅―(飯田線)―伊那市駅伊那中央ホテル・宿泊



 今年の夏期合宿は、飯田線に乗って伊那盆地を散策し、名古屋鉄道の舞木車両工場や豊橋鉄道の高師、赤岩口車両基地を見学しました。初日は中央線八王子駅に集合し、特急あづさで岡谷駅に出ました。岡谷駅から飯田線直通の普通電車に乗り、伊那松島駅、駒ヶ根駅、飯田駅、伊那市駅を見学しました。南アルプスの景色を見ながら、飯田線に乗りました。



写真は、伊那松島駅です。1909年に伊那電車軌道が開通した時の終点でした。開通時は松島駅でしたが、1923年に伊那松島駅と改称されました。




写真は、伊那松島運輸区に保存されているクモハ12形です。1927年に製造された日本初の半鋼製車体の電車です。



飯田線は、別々に開通した4つの鉄道が戦時中に国鉄として統合された路線です。豊川稲荷の参拝客を輸送するために、
1887年に豊橋駅―豊川駅間、1900年に豊川駅―大海駅間に豊川鉄道が開通しました。1923年には、鳳来寺鉄道が大海駅―天竜峡駅間に開通しました。



伊那盆地の北部では、中央本線を誘致できなかったが、鉄道の開通を願う伊那の地元資本によって、1909年に辰野駅―松島駅間、1927年に松島駅―天竜峡駅間に伊那電車軌道、後の伊那電気鉄道が開通されました。写真は、駒ヶ根駅です。中央アルプス木曽駒ケ岳登山への重要な出発点になっています。



三河川合駅―天竜峡駅間は、鉄道を敷設するは難しい地形でしたが、難工事の末1937年に三信鉄道が開通しました。4つの鉄道会社を経て、中央本線の辰野駅から伊那盆地を通して、東海道本線の豊橋駅まで鉄路で結ばれました。



1943年に戦時輸送体制強化のために、この4つの鉄道会社が国有化され、全長196kmの国鉄飯田線に統合されました。現在のJR飯田線です。



写真は、飯田駅です。



私たちは、伊那市駅で電車を降りて伊那市の町を散歩しました。そして、伊那北駅近くの伊那中央ホテルに泊まりました。本日の夜、伊那市は夏祭りでした。天竜川で花火を打ち上げていました。