北穂高岳・涸沢岳・奥穂高岳に登頂 2004年7月30日(金)
涸沢…(180分)…北穂高岳(3106m)…(140分)…涸沢岳(3103m)…(10分)…穂高岳山荘…(50分)…奥穂高岳(3190m)…(30分)…奥穂高山荘…(90分)…涸沢・飯盒炊爨
朝起きたら、辺りは霧に包まれていました。私たちは、涸沢キャンプ場にテントを設営したまま、登山に必要な装備を持って、北穂高岳頂上に向かって出発しました。最初は、岩屑の登り道が続きました。
途中にスラブ上の長いクサリ場がありました。
北穂高岳南稜を登って行くと、南峰直下に着きました。
北穂高岳のキャンプ指定地で少し休憩しました。
涸沢岳と奥穂高岳の山々には、雲がかかっていました。
北穂高岳北峰の直下にある松涛のコルです。この岩場を少し下って、急な岩場を登りきると、北穂高岳の頂上です。
北穂高岳の頂上に着きました。頂上は平で広々しています。雨さえ降らなければ、ゆっくり休める所です。
北穂高岳頂上の直下に北穂高小屋があり、ベンチやトイレ、食堂や売店もあります。
雲がかかっていなければ、槍ヶ岳やほたかれんぽが見渡せる所です。
私たちは、再び松涛のコルへ下り、涸沢岳を目指して稜線を歩き始めました。
北穂高岳から涸沢岳への稜線は、岩場が続きます。部員たちは、いつもより緊張した面持ちで歩きました。
道程には3mおき位にペンキで岩に印が付けられていたので、ルートに迷うことはありませんでした。
北穂高岳、涸沢岳の間にある最低のコルを過ぎると、登り道が続きました。
少し雲が途切れ、南アルプスの景色が見えましたが、部員たちには景色をゆっくり見ている余裕がありませんでした。
涸沢岳への最後の急登が近づいてきました。奥穂高岳も少し見えてきました。
D沢のコルから眺めた涸沢岳の頂上です。涸沢岳頂上近くにちょっとおっかないクサリ場があります。
涸沢岳頂上に着く最後のクサリ場です。これを登り切れば頂上です。
涸沢岳の頂上に着きました。ここから穂高岳山荘への道程は、今までの稜線に比べれば、緩やかな下り坂です。部員たちもホッとした表情です。
穂高岳山荘で、奥穂高岳頂上の往復に備えて少し休憩しました。
奥穂高岳頂上に着きました。雨が降り始めました。
雨の奥穂高岳頂上からの眺めです。
寒くなってきたので、早々に穂高岳山荘へ向けて出発しました。
雲が次から次へと通り抜け、パラパラと雨が降ったりやんだりしました。
奥穂高岳頂上から緩やかな下り坂を過ぎると、穂高岳山荘のすぐそばに、クサリとハシゴを行き来する崖があります。
穂高岳山荘の近くにあるクサリ場です。ここで登り下りする人たちの行き来で渋滞します。
私たちは、少し間を置いて2,3人ずつ下って行きました。
穂高岳山荘直前の最後のハシゴです。雨に濡れると滑るの要注意です。
無事に穂高岳山荘に着きました。ホッと一息しました。
ザイテングラードを下って、涸沢キャンプ場を目指しました。
もう目の前に、涸沢キャンプ場に張られた沢山のテントが見えてきました。
ザイテングラードを無事に下りました。
涸沢キャンプ場に着きました。部員たちは、北穂高岳から奥穂高岳への稜線の岩場を歩くのにだいぶ神経を使った様です。今夜はゆっくり休みます。