三峰神社と三峰山ロープウェイ 2003年12月30日(月)
民宿すぎの子…(10分)…武州中川駅―(秩父鉄道)―長瀞駅―(秩父鉄道急行「秩父路」)―三峰駅―(西武観光バス)―大輪停留所―(三峰山ロープウェイ)―山頂駅…(10分)…三峰神社・散策…(10分)…山頂駅―(三峰山ロープウェイ)―大輪停留所―(西武観光バス)―三峰口駅・秩父鉄道車両公園・見学―(秩父鉄道)―御花畑駅…(5分)…西武秩父駅―(西武鉄道特急)―池袋駅・解散
朝早く出発し、長瀞駅まで行き、秩父鉄道急行「秩父路」に乗りました。秩父ロープウェイに乗り、三峰神社を散策してから、三峰駅にある秩父鉄道の保存車両を見学しました。急行「秩父路」は、1992年にJR東日本より急行形車両である165系3両編成3本を購入したものです。
秩父鉄道では、急行用車両として自社発注の300系を使用していました。300系が、老朽化がすすみ、冷房化もできなかったので、乗客サービスの向上のために、300系からの置き換えとして165系が購入されました。秩父鉄道で、日本電装(現・デンソーの旧社名と同名だが、同社とは関係もない)による出張改造を行って3000形として登場した車両です。
三峰口駅から西武秩父バスに乗り、大輪へ行きました。大輪の停留所から10分ほど歩いた所に、三峰口ロープウェイの大輪駅があります。三峰口ロープウェイは、1939年に開通しました。営業距離1.9km、4線交走式、高低差680mのロープウェイで、秩父鉄道が経営しています。
三峰口ロープウェイで、三峰山頂駅へ登りました。三峰山頂駅から10分ほど歩いた所に三峯神社があります。三峯神社は、秩父神社、宝登山神社と並ぶ秩父三社の一つです。伊弉諾尊・伊弉册尊の二神を主祭神とし、造化三神と天照大神を配祀します。拝殿の手前には、珍しい三ッ鳥居があります。
山奥の聖域であり、通常の神社とは趣が異なります。社伝によれば、景行天皇の時代に、日本武尊が東征する時、碓氷峠に向かう途中に現在の三峯神社のある山に登り、伊弉諾尊・伊弉册尊の国造りを偲んで創建したそうです。
景行天皇の東国巡行の時、天皇は社地を囲む白岩山・妙法山・雲取山の三山を賞でて「三峯宮」の社号を授けたと伝えられます。伊豆国に流罪になった役小角が三峰山で修業をし、空海が観音像を安置したと縁起には伝えられています。
三峯神社を散策してから、三峰口ロープウェイに乗り、再び三峰口駅に来ました。三峰口駅構内にある秩父鉄道車両公園を見学しました。秩父鉄道車両公園では、秩父鉄道で過去に使用された車両を展示しているほか、転車台が動く状態で残されており、パ
レオエクスプレスの運行日には間近で機回しを見ることが出来ます。
写真は、100形電車です。秩父鉄道100形電車は、1950~1954年に、主に木造車の鋼体化改造車として日本車輌製造東京支店で製造されものです。最大時、デハ100形デハ101~113、クハ60形クハ61~67、クハニ20形クハニ21~30、クハユ30形クハユ31の31輌が在籍していました。1988年までに全車両が廃車になりました。
写真は、クハ二の荷物室です。 三峰口駅の秩父鉄道車両公園を見学した後、御花畑駅へ戻りました。西武秩父駅より、特急「ちちぶ」に乗り東京へ帰りました。二日間、晴天に恵まれ、秩父鉄道沿線をゆっくり散策できました。