大井川鐵道 新金谷車両基地  2002年7月29日()

小田原駅―(東海道本線)―金谷駅―(大井川鐡道)―新金谷駅・車両基地取材―(大井川鐡道)―崎平駅―(大井川鐡道)―千頭駅…民宿・宿泊



新金谷の車両基地にて、大井川鐡道の蒸気機関車や電車の整備点検、車両の性能、車両基地の設備について学びました。蒸気機関車の運用についてもお伺いしました。



新金谷車両基地には、蒸気機関車を運行するためのボイラ―があります。蒸気機関車が2〜3時間停留している時に、蒸気機関車の日を維持しておくためのものです。他に、黒煙を吸う装置もあります。



蒸気機関車を発車するためには、出発3時間前から蒸気を温めることが必要です。蒸気機関車を走行させるためには、3人の運転士が必要です。金谷駅から千頭駅まで39.5kmを走らせるためには、5tの石炭と4tの水が必要です。石炭は、中国やオーストラリアから輸入されたものを使用しています。




山間部の過疎化が進み、大井川鉄道沿線には2万人ほどしか住んでいないので、蒸気機関車を復活させ乗客の誘致を図ったそうです。



C10−8形。日本国有鉄道が全国的統合をした頃、最初に新造された近代型タンク式の蒸気機関車です。後進も可能ですが、試作的要素が強かったので、23両しか製造されませんでした。



大井川鐵道16000(元近畿日本鉄道)。この車両は、1965年に近鉄南大阪線の吉野行き特急専用車として製造されました。大阪阿部野橋駅と吉野駅間を1時間15分で結んでいました。大井川鐵道では、1998723日より営業運転をしています。






崎平駅近くの大井川を渡る鉄橋を行き来する電車や蒸気機関車を撮影しました。



電車を撮影した後、千頭駅近くにある「茶どころ」という民宿に泊まりました。