飯坂温泉を散策 2001年12月26日(水)
飯坂温泉駅…飯坂温泉・散策…旅館昭月・宿泊
私たちは、福島交通の電車に乗って、飯坂温泉駅へ行きました。写真は、飯坂温泉駅の真ん前、摺上川にかかる十綱橋のたもとにある松尾芭蕉の像です。江戸時代には、多くの旅人が飯坂温泉を訪れるようになりました。松尾芭蕉の「奥の細道」では飯塚(飯坂のこと)を記されました。
私たちは、飯坂温泉の温泉街を散策しました。飯坂温泉のいたる所に源泉がありました。飯坂という地名はこの辺りが飯坂村とよばれたことから、飯坂温泉とよばれるようになりました。正岡子規や与謝野晶子も訪れています。飯坂を詠んだ句碑が建てられています。近年には、ヘレン・ケラーが2度訪れたこともあります。
飯坂温泉駅から歩いて5分の所に鯖湖湯という共同浴場がありました。鯖湖湯は、1689年に奥の細道の途中、飯坂に立ち寄った松尾芭蕉が湯につかったと伝えられます。鯖湖湯は、日本最古の木造建築共同浴場で、長い間飯坂温泉のシンボルとして親しまれてきました。外観のヒバの香りと御影石の湯舟が、温泉の雰囲気をかもし出しています。
近くにはお湯かけ薬師、鯖湖神社があります。伝説では、日本武尊が東征したときに、飯坂温泉で湯治したといわれています。また、西行法師も訪れ、ここで「あかずして 別れし人のすむ里は 左波子(さばこ)の見ゆる
山の彼方か」と読み、それから「鯖湖の湯」という名がついたそうです。
鯖湖神社境内には、「飯坂温泉発祥の地」の碑、俳人 正岡子規らが飯坂を詠んだ句碑が建てられています。また、身体の癒したい所に温泉をかけると良くなると伝えられている「泉仏 お湯かけ薬師如来」も祀られています。飯坂温泉は、かつては「鯖湖の湯」とよばれました。
私たちは、飯坂温泉にある昭月という旅館に泊まりました。たいへん豪華な夕食でした。温泉に入って、ゆっくり寝ました。