2001年度 冬期合宿 福島駅を見学 2001年12月26日(水)
東京駅―(東北新幹線)―福島駅・見学
今年の冬期合宿は、東北新幹線に乗り福島へ行きました。私たちは、東北新幹線に乗って、福島へ行きました。写真は、E4系と400系が併結された列車です。写真の左側に写っている車両は、E4系です。200系の老朽化のための取替とE1系導入後も増え続ける旅客需要に対応するために製造されました。E1系と同様に全車2階建車両で「Max」とよばれています。車体はE1系では普通鋼製でしたが、E4系はアルミ合金製です。トンネル微気圧波現象と高速走行時の騒音の対策のために先頭車両の前頭部がE1系よりロングノーズとなりました。
私たちは、「つばさ」の切り離し作業を見学しました。写真は、400系「つばさ」です。400系は、標準軌に改軌された在来線の奥羽本線を直通運転する、山形新幹線「つばさ」用として製造されました。1992年から営業運転を行っています。当初は全車電動車の6両編成でした。「つばさ」の利用者が増加したので、1994年より中間車両として付随車を1両増結して7両編成となりました。新幹線車両ですが、在来線も走行するため、在来線の規格に合わせ車体長20m・車体幅2m94cm5mmとなっています。新幹線の各駅では、新幹線専用プラットホームとの間に大きな隙間ができるため、ドアの部分には延長ステップが装備されています。新幹線の各駅での停車時には、ステップが自動に引き出され、ホームとの隙間を埋めます。東京寄りの先頭車には分割・併合装置が収められ、他の新幹線車両と連結することが可能です。
東北地区一般色に塗装された455系です。455系は、1965年に導入されました。山岳区間に対応するために抑速ブレーキを装備しました。直流・交流2万V50Hz区間用の交直両用の急行形電車でした。最高速度は110km/hです。
写真は、701系です。701系電車は、JR東日本の交流用一般形電車です。719系は、車体は片側3扉で、座席はロングシートが基本です。2両編成、3両編成、4両編成の3種類があります。これらを自在に組み合わせ、2~8両で運転できるようになっています。2両編成は、ワンマン運転で使用されているので、整理券発行機や運転表示器が設置されています。
写真は、719系電車です。719系は、交流近郊形電車です。主に急行形電車が使用されていた仙台地区の輸送を改善することを目的に、1989年より投入されました。急行形電車は、客用扉が車両の端部2箇所に所配され、客室と乗降口の間に仕切りがあり、座席がクロスシート主体です。また、3両編成が基本であっため、ラッシュ時の混雑への対応と柔軟な輸送力の調整が困難でした。719系は、輸送状況に見合った車両として開発されました。2両編成から8両編成までの併結が可能です。
阿武隈急行は、福島県と宮城県の旧国鉄の特定地方交通線と日本鉄道建設公団の建設線(丸森線)を引き継いだ第三セクターの鉄道会社です。現在は宮城・福島両県および沿線自治体が過半数の株式を保有します。福島駅では、福島交通飯坂線と駅舎・プラットホームを共同使用しています。