小田急電鉄ファミリー鉄道展2001 2001年10月7日(日)
海老名駅…海老名車両基地…海老名駅・解散
小田急電鉄海老名車両基地で開催されたファミリー鉄道展2001車両撮影会を見学しました。晴天に恵まれ、多くの鉄道ファンで賑わっていました。2200形・3000形(新型通勤車)・3100形車両を撮影し、3000形(SE車)を見学した後、小田急線や箱根登山鉄道の電車備品を買いました。
海老名検車区は、敷地面積 56413u、収容能力 約300両の基地です。1972年12月18日に将来の在籍車両数増加を見込み、海老名駅に隣接して開設されました。ロマンスカー3000形SE保存されていて、毎年10月中旬に「ファミリー鉄道展」が行われます。
今回のファミリー鉄道展では、2002年2月から営業運転を開始する3000形(通勤車両)が一般公開されました。また、ロマンスカー車両である3000形・3100形のほか、2200形も展示されました。このほか、グループ企業である神奈川中央交通のバスも展示されました。
小田急2200形電車は、小田急電鉄の一般営業車両としては初めてカルダン駆動方式を採用した通勤電車です。「高性能電車」の第一世代とされ、本形式で採用された技術は、その後の小田急の車両の基礎的なものと位置づけられました。
小田急3100形電車です。1963年から2000年まで小田急電鉄が運用していた特急用車両(ロマンスカー)です。箱根方面への特急ロマンスカーの輸送力増強のために登場した特急車両で、小田急の特急車両では初めて前面展望席を設けました。
"New Super Express" (NSE)という愛称が設定され、1964年には鉄道友の会よりブルーリボン賞を授与されました。1983年以降に車両更新が行なわれました。1999年7月にはイベント用車両「ゆめ70」に改装された1編成を除いて廃車となり、「ゆめ70」も2000年4月に廃車されました。
小田急3000形電車(通勤車)です。2002年2月から運用される通勤車両です。車体構造等について大幅な見直しを図り、一層のコスト削減と環境負荷の低減を図る車両として登場しました。増備の過程で「通勤・近郊電車の標準仕様ガイドライン」が制定され、これを受けて車体の基本構造に変更が加えられました。高度成長期からオイルショック期にかけて製造された2600形(NHE車)・初代4000形・5000形・9000形を置き換えられます。
最後に海老名検車区に保存されている小田急3000形電車を見学しました。3000系電車は、1957年から1992年まで小田急電鉄で運用された特急用車両(ロマンスカー)です。
新宿と小田原を60分で結ぶことを目指した軽量高性能新特急車として計画されました。 開発に際して日本国有鉄道の鉄道技術研究所より技術協力が得られたことから、日本の鉄道車両で初の導入となる新技術がいくつか盛り込まれました。それらの中には国鉄の新幹線に発展的に引き継がれた技術もあります。
「新幹線のルーツ」や「超高速鉄道のパイオニア」ともいわれています。 "Super Express" (SE)という愛称が設定されましたが、「SE」という略称には "Super Electric car" という意味も含ませています。
部員たちは、各車両を撮影したり、車内を見学したり、鉄道用品を買ったり、一日中ファミリー鉄道展を楽しみました。