箱根ロープウェイ早雲山駅格納庫・大涌谷駅司令室    2000年3月31日(金)

早雲山駅―(箱根ロープウェイ)―大涌谷駅・ロープウェイ司令室・取材



早雲山駅のロープウェイの格納庫にて滑車とゴンドラの仕組みについて学んだ後、箱根ロープウェイに乗り大涌谷駅へ行きました。



大涌谷駅には、運転司令室があります。原動装置、変電設備、気象観測装置、地震計、路線(運行)監視用TV装置が備えられています。運転司令室では、司令室でのロープウェイ運行管理について見学しました。



写真は、地震計です。箱根ロープウェイは、
ゴンドラを支える支索は、直径52mm、ゴンドラを引く曳索は直径26mm、支索の耐重力は249tです。地震を感知したら緊急停車をします。ゴンドラの床下には非常用脱出口が備えられていますが、今までに乗客がゴンドラから、直接地上に脱出したことはありません。



写真は、気象観測装置です。強風や濃霧の時には、運転を見合わせます。ゴンドラを実際に運転する時にかかる力は、その1/4程度です。ゴンドラは定員
13名、ゴンドラの数は77機、速度は秒速2.5m、運転間隔は最小48秒、所要時間は26です。



写真は、路線(運行)監視用TV装置です。ゴンドラ内や鉄塔の様子もモニターに映し出せれます。



鉄塔の数は24基で、最長鉄塔間隔は大涌谷を通過する493mです。支索と大涌谷の深さは、箱根ロープウェイの路線内で最大の130mです。ゴンドラ内にも緊急用無線機が装備されています。



曳索を動かすモーターです。



停電の時に備えて、予備エンジンが完備されています。姥子駅は、ロープウェイ路線の進路方向を変えるための駅です。



本日の取材は、箱根ロープウェイの方々が親切丁寧に案内して下さったお陰で、ロープウェイの仕組みについて詳しく学ぶことができました。学園祭での展示発表に向けて、本日学んだことを詳しくまとめます。