京浜急行電鉄新町検車区 1999年12月24日(金)
京急川崎駅―(京浜急行電鉄)―神奈川新町駅…新町検車区・取材…神奈川新町駅―(京浜急行電鉄)―横浜駅・解散
川崎大師で参拝をし、京急川崎駅で京浜急行電車を撮影した後、私たちは新町検車区を取材しました。新町検車区は、1953年に開設されました。検車庫内に8両のピット2本、6両のピット3本があり、京浜急行本線、空港線、大師線の車両の列車検査を行っています。私たちは、新町検車区にて、検車区の施設と車両の整備点検について学びました。車両洗浄機による車両洗浄や車輪旋盤も見学しました。写真は、デチ15です。2両固定編成の電動長物貨車です。電動ホイストを装備し、レールの運搬などに使用されています。
写真は、床下形車輪旋盤装置です。1977年にドイツ・ヘーゲンシャイト社製の106形が設置されました。1995年に国産化されたオーエム・ヘーゲンシャイトLUF形に替えられました。車輪削正の効率が良く、1日の4両の車輪削正が出来ます。車輪を回転させながら、車輪の踏面を削るのですが、削り取られた鉄片は薄く鋭く、手にすると手を切ります。
検査ピットで列車検査が行われているデハ800形電車です。デハ800形は、京浜急行電鉄創立80周年にあたる1978年に登場した普通列車専用の4扉車です。
検査ピットで列車検査が行われている1500形電車です。1500形は、1000形に次ぐ都営線乗入れ対応車として1985年に登場しました。1000形と同じく全ての3扉ロングシート車両が電動車ですが、両開き側扉を採用しました。
1500形は、磁界チョッパ制御やVVVF制御器を採用しました。
デハ800形の運転室を見学させていただきました。新町検車区構内の全てのポイントは、手前にスイッチが設置されています。各ポイントがブロック別に車上から進路を設定でき、入れ換え作業の省力化が図られています。
検査ピットには、屋根上機器を点検するために点検歩廊が設置されています。
列車検査が終わると、機械洗浄と洗車台での正面清掃、車内清掃が行われます。
今日一日、京浜急行新町検車区の方々が親切に検車区の設備と列車検査の流れについて案内して下さりました。部員たちが、大変喜びました。良いクリスマス・イブとなりました。ありがとうございます。