京成電鉄 宗吾車両基地  1999年10月5日(火)

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本日、鉄道研究部は、学園祭の代休を利用し、京成電鉄を見学しに上野へ行きました。京成上野駅前に集合し、西郷隆盛像の前で記念写真を撮影しました。次に京成電車の乗り、京成船橋駅へ行きました。京成船橋駅では、開かずの踏切を解消するため、高架工事が進められていました。地上駅の京成船橋駅を撮影しました。次に、京成津田沼駅へ行き、新京成電鉄、京成電鉄本線や千葉線を往来する京成電車各車両を撮影しました。



そして、宗吾参道駅へ行き、京成電鉄の宗吾車両基地を取材しました。修車区での月検査や列車検査、工場棟での全般検査と重要武検査、車両の清掃を見学しました。
従来津田沼にあった車両工場が、設備の老朽化のため車両検修能力が限界となっていました。輸送力増強への対応するために、1982年に宗吾車両基地が建設されました。



宗吾車両基地は、主工場のほかに車庫留置線、検車場、更新工場、管理棟などがあります。敷地面積95000u、建築面積26000u、車両留置両数180両、定期検査両数年間能力300両の車両基地です。車両管理所の組織は、定期検査および随時修繕を担当する工場と、月検査、列車検査を担当する検車区に大きく分かれています。




最初に私たちは、検車区を見学しました。月検査と列車検査を行っています。月検査は、検車車両が運用のパターンと日程に従い期間内に編成単位で入検します。検査摘発事項については、管理所内で即工場に反映させ、検査業務全体のレベルアップを図っています。



主工場全体のレイアウトは、工場を中心に10両分の車体定置場を配置し、この定置場を取り巻く形で入場検査場、出場検査場、台車、輪軸、回転機、艤装、弁類、塗装、随修、特修の各作業場を有機的に配置し、定置場、各作業場の流れは通路幅を十分に確保し、また運搬車の大量導入により、従来の津田沼工場と比べ運搬作業による時間のロスが飛躍的に改善されました。



入場検査場、出場検査場、車体定置場、塗装準備作業場相互の車体移動は30tオーバーヘッドクレーンにより行われているが、車体定置方式作業を採用しているため、他の作業に支障にならないよう車体移動の回数が最小限に留められている。



各作業場では運搬作業の合理化のほか、洗浄設備など設備機械の自動化を極力取り入れ、集塵、換気、建屋への採光などにも十分配慮されています。




全般検査、重要部検査の基本工程は、4両全M車で一工程10日間で、入場後6日目に次の検査車両を前車に並列に入場させています。一部の固定6両編成車両(4M2T)は、12日工程で対処されています。



台車を抜いた車体を移動させる仮台車。



工場内で保管されている菱形パンタグラフとモータ。



車内のシートを洗浄する機械。



回転機検修ラインにて直流モータをの検査が行われているところ。



台車分解・組み立てラインと車体定置場。



車体定置場にて、屋根上機器の検査。





スカイライナーや青電、赤電などの保
存車両を撮影しました。




宗吾車両基地を取材した後、京成電車の乗り、新東京国際空港へ行きました。新東京国際空港の入り口で、身分証明書や生徒手帳を案内の方に提示し、飛行場を散策しました。新東京国際空港を散策した後、特急スカイライナーにのり京成上野駅へ戻りました。