中央本線 松本運転所 スーパーあずさの運転室  1999年3月25日(木)

新宿駅―(スーパーあずさ)―松本駅…松本運転所・取材

 


中央本線の松本運転所にて、大糸線に配備する新型車両、スーパーあずさ、急行用車両の運転室などを見学しました。

 
 


 「スーパーあずさ」に使用されているE351系です。E351系は、中央本線を走っていた183系や189系電車が老朽化したため、それらと置き換え、さらに高速化を図るために導入されました。

 


 清掃中のE351系「スーパーあずさ」の運転室を見学しました。高速運転に対応した設備になっています。E351系は、中央高速バスに対抗するために、制御つき自然振り子装置を備え、曲線の多い中央本線でのスピードアップをねらいました。最高速度130kmhで、新宿駅と松本駅を最速2時間25分で結びます。振り子の有無と最高速度の違いにより、各駅を結ぶ所要時間が短くなったので、E351系を使用する列車は「スーパーあずさ」と名付けられました。

 


 383系、特急「ワイドビューしなの」です。中央西線篠ノ井線を通って、長野駅と名古屋駅を結んでいます。を通過する時に、車体の傾斜をコンピュータにより制御する制御付自然振子方式を導入しました。曲線を通過する時の乗り心地が良くなりました。1995年より営業運転を開始しました。

 


 急行電車用の165系です。勾配が多い路線や寒冷地を走る急行形電車です。1960年第から信越本線中央本線の東線にて、首都圏から直通する急行電車として利用されています。

 


 165系の運転室を見学させていただきました。

 


 写真は、165系の運転室です。高運転台になっています。

 


1998に松本地区で営業運転を開始したE127系100番台です。パンタグラフはシングルアーム式行先表示器は前面・側面ともにLED式を導入しました。

 


前面には砂撒き装置が設置され、車内のトイレは車椅子に対応できるものになりました。大糸線が観光路線なので、車内の東側が大糸線基準のロングシート、北アルプスを眺められる西側がクロスシートというセミクロスシートの電車です。

 


 今日は、松本運転所の方々に親切に案内していただきました。おかげで、各電車の特徴について詳しく学ぶことができました。帰りは、普通電車を乗り継いで高尾駅まで行きました。

松本運転所…松本駅―(中央本線)―小淵沢駅・小梅線・撮影―(中央本線)―甲府駅・身延線・撮影―(中央本線)―高尾駅・解散