葛飾区柴又 帝釈天を散策 1999年2月12日(金)
金町駅―(京成電鉄)―柴又駅・柴又散策―(京成電鉄)―高砂駅
葛飾区柴又により、帝釈天や柴又の町並みを散策しました。葛飾区柴又は、古くから題経寺(柴又帝釈天)の門前町として知られていました。映画『男はつらいよ』の舞台となったことでさらに有名になりました。町の東端に接する江戸川には、対岸の千葉県松戸市・矢切地区を結ぶ渡し船「矢切の渡し」の渡し場があります。1996年に、帝釈天界隈が環境省の「日本の音風景100選」に選定されました。
帝釈天は、仏教の守護神である天部の1つです。天主帝釈・天帝・天皇ともいいます。バラモン教・ヒンドゥー教・ゾロアスター教の武神(天帝)でヒッタイト条文にも見られるインドラと同一の神です。妻は阿修羅の娘である舎脂です。仏教では東南西北のそれぞれに、持国天・増長天・広目天・多聞天(毘沙門天)が仕えることから四天王天ともよばれます。
柴又は、映画『男はつらいよ』の舞台です。『男はつらいよ』は、渥美清主演、山田洋次原作・監督(一部作品除く)のテレビドラマおよび映画です。テキ屋稼業を生業とする「フーテンの寅」こと車寅次郎が、何かの拍子に故郷の葛飾柴又に戻って来ては大きな騒動を起こす人情喜劇シリーズです。毎回旅先で出会った「マドンナ」に惚れつつも、失恋するか身を引くかして成就しない寅次郎の恋愛模様を、日本各地の美しい風景を背景に描かれています。