秩父鉄道 熊谷駅 C58蒸気機関車  1998年11月4日()

赤羽駅―(高崎線)―熊谷駅・見学―(秩父鉄道)―大麻生駅



本日、鉄道研究部の部員たちは、秩父鉄道を取材しました。



秩父鉄道は、埼玉県北部を東西に横断する秩父本線と、貨物線である三ヶ尻線の2路線を運営しています。長瀞渓谷や宝登山を中心とする観光事業を行ってきた会社でもあり、大正時代から直営の「長瀞ライン下り」をもっています。かつて、乗合バス、貸切バス事業、三峰ロープウェイなどの索道事業も行っていました。



熊谷駅にて、まず3000系電車を見学しました。秩父鉄道3000系電車は、秩父鉄道の急行列車用の電車です。秩父鉄道では、急行用車両として自社発注の300系がありましたが、車両自体の老朽化が激しくなり、冷房化ができなかったため、乗客サービスを向上するために車両の置き換えが検討されました。3000系電車は、1992年にJR東日本の新前橋電車区所属の165系急行形電車3両編成3本を購入し、秩父鉄道で改造したものです。



次に、1000系電車の運転室を見学しました。秩父鉄道1000系電車は、1986年に登場した秩父鉄道の通勤形電車です。1000系は、国鉄101系電車の譲受車です。1000系は、100形や800系(元小田急電鉄1800形)など吊り掛け駆動方式の車両を置き換えるために、1986年から1989年にかけて国鉄の101系のうち状態の良い3両編成1236両を非冷房車のままで秩父鉄道に購入されました。



制御電動車のデハ1000形、中間電動車のデハ1100形、制御付随車クハ1200形からなる3両編成です。デハ1000形に電動空気圧縮機とパンタグラフを、デハ1100形に主制御器、電動発電機と主抵抗器を搭載しています。



私たちは、熊谷車両基地を見学した後、広瀬河原車両基地へ向かいました。大麻生駅で電車から降り、広瀬河原へ行く途中、踏切で秩父鉄道を走る蒸気機関車C58を撮影しました。



C58は、かつての国鉄の蒸気機関車で、秩父鉄道を走るC58 363号機は1944年に川崎車両で製造されました。東北各地で運用され、1972年に新庄機関区で引退した後は、埼玉県の吹上小学校で静態保存されていました。




1988年に熊谷市で開催される「さいたま博覧会」開催に合わせて蒸気機関車を走らせる要望が高まり、JR東日本大宮工場の協力で復活しました。現在、熊谷駅−三峰口駅間を運行しています。