JR中央線 三鷹電車区   1998年10月5日(月)

三鷹駅…三鷹電車区…三鷹駅・解散





 今日は、学園祭の代休を利用して、三鷹電車区を取材しました。中央線・急行用車両などを見学しました。



 三鷹電車区には、中央・総武緩行線を走る103系や201系や営団地下鉄東西線乗入用車両が多くありました。



 電車の車内清掃を見学しました。

 


 写真は、163系です。1963年から日本国有鉄道に導入された直流の急行形電車です。1960年代に高崎駅・長野駅間、長岡駅・新潟駅間、中央本線の東線が電化され、東京駅や新宿駅から各地への急行電車による直通運転が計画されました。163系は、急勾配の路線、寒冷地や多雪地域の運転に対応できる急行電車として開発されました。

 


 中央・総武緩行線を行く103系です。写真は、1974年から1981年に製造された103系です。



 従来の103系と比べ、踏切事故対策や視認性を向上させるために先頭車が高運転台構造に変更されました。運転室の窓下にステンレスの飾帯が設けられ、前面デザインが少し変化しました。

 


 検車ピットを見学しました。写真は、301系電車です。国鉄が設計、製造した地下鉄乗り入れ対応直流通勤形電車です。1966から開始された中央緩行線営団地下鉄東西線相互乗り入れの開始に備え、設計されました。



 301系は、国鉄が初めて設計・製造した地下鉄対応の通勤形電車です。そして、国鉄電車としては初めてアルミニウム合金車体を本格採用した車両です。

 


 301系の制御装置など床下機器の仕組みについて学びました。
 


 写真は、駆動装置が付いている空気バネ台車です。車輪の内側にディスクブレーキが付いているのが特徴です。

 


 写真の左側の車両は東西線乗入用の103系、右側の車両は中央・総武緩行線用の201系です。



 103系の運転室を見学しました。

 


 写真は、201系電車の運転室です。201系は、1979試作車が登場し、のちに量産された日本国有鉄道直流通勤形電車です。国鉄として、初めて電機子チョッパ制御サイリスタチョッパ制御)を採用し、電力回生ブレーキを装備した「省エネ電車」として設計、製造されました。



 主回路以外についても新機軸が多数導入されました。中央線快速中央・総武緩行線京阪神緩行線3線区に、合計1018両が新製投入されました。

 


 東西線乗入用電車の運転室も見学しました。



 写真は、営団地下鉄東西線乗入用の103系電車です。三鷹駅・中野駅・津田沼駅間を東西線を経由して走っています。今日は、三鷹電車区の方々が親切に案内をして下さったおかげで、103系通勤電車や163系急行形電車について、詳しく学ぶことができました。