八ケ岳赤岳   1996年5月6日()

行者小屋…(155)…赤岳(2899m)…(10)…地蔵仏…(75)…行者小屋…(110)…美濃戸山荘…(55)…美濃戸口…(15)…太陽館停留所―(諏訪バス)―茅野駅―(中央本線)―高尾駅・解散





朝、3時30分に起床し、朝食を食べ、テントを撤収しました。出発の準備をしているうちに夜が明け、阿弥陀岳、赤岳、横岳、硫黄岳の稜線が見えてきました。「さあて、これから登ろう。」と準備をしている時に、「君たちは、これから赤岳に登るのかな〜、」と明るい男女3人組のグループに声をかけられました。「ヤマケイJOYって知っている? 君たちの写真を撮りたいな。赤岳をバックに並んでくれるかな?」山と渓谷社の方々でした。部員たちは、緊張した表情で写真に写りました。「もっと、目立たないと雑誌に乗らないよ。」と声をかけられました。




写真を撮影した後、赤岳を目指して文三郎尾根を登りました。文三郎尾根は、比較的緩やかな登り道でした。中岳・赤岳の稜線から赤岳頂上までは、険しい岩場となり、みんな緊張して登りました。赤岳頂上で南アルプスの山々など素晴らしい景色を眺めました。



5月とはいえ、赤岳頂上はさすがに寒かった。赤岳頂上小屋で行動食を食べました。頂上小屋のおじさんがストーブをつけ、お茶を下さりました。みんな元気になりました。



地蔵仏から地蔵尾根を下り、行者小屋を目指しました。最初、険しくきつい傾斜の尾根道でしたが、行者小屋が近づき樹林帯に入ると、のんびりと歩ける緩やかな道のりになりました。



行者小屋に着く頃には、赤岳頂上の寒さが嘘の様に感じるほど、ポカポカ陽気となりました。行者小屋では、多くの登山客が、八ヶ岳の景色を楽しんでいました。



私たちは、服装を少し軽装に切り替え、南沢から美濃戸口へ下りました。美濃戸口停留所から15分ほど歩いた所にある太陽館にて、入浴をし、食事をしてから、バスに乗って帰りました。