尾瀬ヶ原の散策         1995年9月24日(日)

下田代キャンプ場・テント撤収…(25)…温泉小屋…(30)…平滑の滝…(20)…三条の滝…(45)…温泉小屋…(22)…東電小屋…(7)…ヨッピ橋…(27)…中田代三叉路…(23)…山ノ鼻…(65)…鳩待峠―(シャトルバス)―尾瀬戸倉―(直通バス)―新宿西口・解散



 朝4時に起床しました。暗い中、テントを撤収しました。小雨が降り出しました。




 温泉小屋に入り、朝食を食べました。その間に雨が止みました。



 そのおかげで、見晴台から平滑ノ滝と三条ノ滝をゆっくりと眺められました。三条ノ滝は、名瀑100選の1つです。




 再び温泉小屋に戻りました。土産物屋で一休みし、鳩待峠を目指しました。10分ほど歩くと、尾瀬ヶ原の湿原に出ました。



 急に横殴りの風が吹き出し、ヨッピの橋を越えた辺りで、雨が降り始めました。小沼を歩いていると、だんだん風雨が酷くなってきました。



 山ノ鼻で食堂に入り、昼食を食べました。山ノ鼻には、尾瀬植物研究見本園がありましたが、雨が酷かったので見学せず鳩待峠へ向けて出発しました。



 鳩待峠への道すがら、雨具を着た多くの登山客とすれ違いました。「うわっ。こんな凄い雨の中、これから尾瀬ヶ原に行くのは大変だな」と思いました。帰りのバスの時間まで、十分に時間がありましたが、夏期合宿でバスに乗り遅れた体験があるので、なんとなく部員たちの歩きが足早になって行きました。




 鳩待峠に着くと、そこが風の通り道になっていて、濃い霧が次から次へと峠にある鳩待山荘の前を通り抜けて行きました。早速私たちは、着替えをし、お土産を買い、迎えのバスを待ちました。1時間ほどしたらツアーバスが迎えに来ました。「いやあ。帰りのバスがあるということは、なんと幸せなことか」と感じ、バスに乗り込みました。



 すぐにバスが尾瀬戸倉を目指し集発しました。車内は暖かく、車窓を眺めながら、今回の月例山行での出来事を思い浮かべました。10分ほど峠道を下ると、雲がとけ辺りが明るくなり、雨が止みました。「なんと、ボクたちの上にだけ雨が降っていたらしい」と部員たちがつぶやきました。