修学旅行で訪ねた伊予鉄道 1995年3月24日(金)
高校2年の修了式が終わり、晴れて3年生への進級が確定してから、春休みに修学旅行です。今回は、広島、松山と高松へ行きました。途中、班行動で松山の街を散策しました。松山は、愛媛県の中核都市、四国で最も人口が多い都市で、道後温泉を始め松山城などの名所がある。
鉄道研究部の部員たちは、班行動の合間に伊予鉄道も見学しました。伊予鉄道は、本社が松山市にあり、松山の郊外を走る鉄道や、松山市の中心部を走る路面電車、路線バスや貸切バスなど事業を行っています。地元では伊予鉄(いよてつ)とよばれています。JR松山駅や松山市の中心街と路面電車である松山市内線で結ばれています。
次に私たちは、古町(こまち)駅へ行きました。古町駅は、三津駅・衣山駅と共に高浜線の交通結節点です。高浜線は当駅より松山市駅まで松山市の中心市街地内を走る。
古町駅は軌道線と鉄道線が同一構内にあり、軌道線と鉄道線である高浜線が構内で斜めに平面で交差をします。ホームが4面、線路が5線の駅です。
古町車両工場と車両基地があり、市内電車と郊外電車の車庫と工場、検修場があり、電車が整備されている。
写真は、610系です。1994年に導入された38年ぶりの伊予鉄道オリジナル車です。前面方向幕を鉄道線で唯一装備する車両で、シームアングル式のパンタグラフが採用されている。メンテナンスを省力化するために、台車や床下機器が700系と同様のものとなっている。
写真は、700系です。1963~1966年に京王帝都電鉄に導入された元京王5000系です。1987~1995年に伊予鉄道に28両が転入されました。郡中線・横河原線・高浜線で運用されています。
写真の中央に写っている前面が2枚窓の電車は、800系です。1959年に京王帝都電鉄に導入された元京王2010系です。1984~85年に伊予鉄道に転入されました。間に700系を連結して、3両編成で運用されています。
写真は、軌道線を走るモハ50形です。1951年に伊予鉄道に導入された市内線で初めての半鋼制ボギー車です。
写真は、道後温泉駅です。道後温泉本館の近くにあります。
写真は、道後温泉駅に到着するモハ50形66号車です。1960年に導入された軌道線用の車両です。バス車体を応用して軽量化されています。