埼玉県奥秩父両神山 八丁尾根 1995年1月16日()

白井差小屋…(80)…一位ガタワ…(27)…のぞき岩…(10)…両神神社奥宮…(35)…剣ヶ峰(1724m) (5)…両神山(1723m)…(40)…東岳(1660m)(40)…竜頭神社奥宮…(30)…西岳(1613m)(15)…行武坊…(45)…八丁峠…(65)…大岩…(40)…八丁峠入口…(12)…坂本停留所…(62)…法師落人停留所―(西武秩父バス)―小鹿野停留所―(西武秩父バス)―西武秩父駅―(西武鉄道)―東飯能駅・池袋駅・流れ解散



暖かい部屋で熟睡できました。朝4時に起床しました。540分にヘッドライトをつけて出発しました。山道を登るにつれ、夜が明け始め、辺りが明るくなってきました。



一位ガタワに着く頃には、すっかり夜が明けました。白井差小屋を出発した時は、寒く感じましたが、すっかり汗ばんできました。



のぞき岩という断崖に着くと、下から氷交じりの塵が吹き上げてきました。部員たちは、「ダイヤモンドダストだ。」と喜びました。



9
時前に両神山山頂に着きました。凄く狭い山頂でしたが、私たちしかいなかったので、少し休憩しました。



山頂からの眺望は、ガイドブックに紹介されていた通り、360度奥秩父の山々を見渡せました。富士山、八ヶ岳、南アルプスの山々も良く見えました。



両神山は、八日見山ともいいます。日本武尊が、両神山を八日間見ながら歩いたという伝説があります。



両神の由来は、山領伊弉諾尊、伊弉冊尊を祭るためという説が有力です。古くから山岳信仰の山として親しまれ、いたる所に社殿や石仏があります。



際立つ高い山ではありませんが、鋸歯の様な長い岩稜が西武電車の車窓からもすぐに見分けられます。





東岳から八丁峠までの稜線は、クサリ場がいくつもありました。思っていたよりも雪が少なく、落ち着いて行動できました。稜線のクサリ場は、部員たちの力量にはちょうど良かったです。



12時前には八丁峠に着きました。八丁峠で昼食のおにぎりやパンを食べました。



八丁峠から坂本停留所までの下り道は、日影の斜面だったので、1020cmほど雪が積もっていました。



登山道に沿う河原沢川は、いたる所で青く凍り付いていました。



凍り付いた滝や渓流で写真やビデオを撮影しました。



坂本停留所から秩父へ向かって国道を歩いていたら、後ろからバスが来いました。法師落人停留所でバスに乗り、東京へ帰りました。



今回の月例山行では、少し雪の積もった山道を、軽アイゼンを付けて歩く訓練をしました。明け方の山道はたいへん寒く感じましたが、晴天に恵まれ、部員たちは元気に行動しました。