箱根ロープウェイ 早雲山駅格納庫  1994年4月6日(水)

早雲山駅・取材―(箱根ロープウェイ)―大涌谷駅



 箱根登山鉄道の早雲山駅を取材した後、箱根ロープウェイの早雲山駅を取材しました。ロープウェイの早雲山駅には、ゴンドラの格納庫がありました。



 箱根ロープウェイは、複線自動循環式というシステムです。各ゴンドラが各駅間に張られた直径52mmの支索に吊るされ、ゴンドラの天井に備え付けられた握索機が各駅間を循環する直径26mmの曳索を握り移動して行きます。



 駅の構内では、ゴンドラがロープではなく鉄板で出来た支索に吊るされて移動します。写真は、支索の切替え装置です。



 私たちは、箱根ロープウェイの切替え装置の仕組みを見学した後、格納庫を見学しました。



 写真は、ゴンドラを格納庫へ収納するエレベーターです。



 格納庫を見学した後、早雲山駅の天井部で、ゴンドラの屋根に備え付けられた握索機が駅の到着時に曳索を放したり、発車時に曳索を握る動きを見学しました。



 箱根登山鉄道の3両編成導入により、シーズン時の混雑駅が箱根湯本駅から強羅駅に変わりました。来年度には箱根ケーブルカーが2両編成になります。混雑駅が強羅駅から早雲山駅に変わると予想されています。現在箱根ロープウェイでは、早雲山駅の待合室の整備などに力を入れています。



 私たちは、早雲山駅でゴンドラの装置、駅や格納庫の設備を見学した後、箱根ロープウェイに乗り、大涌谷駅へ行きました。