早雲山駅巻揚施設 大涌谷駅司令室 1994年4月6日(水)
大平駅―(箱根登山鉄道)―強羅駅・取材―(箱根ケーブルカー)―早雲山駅・取材
春期合宿の二日目、私たちは、箱根登山鉄道の各地点で電車を撮影しました。昨日の取材で学んだ電車の構造、急勾配や急カーブを進むための装置に注目しました。
早雲山駅で、箱根ケーブルカーの運転室とケーブルの巻揚げ室を見学し、ケーブルカーの構造について学びました。
写真は、早雲山駅にあるケーブルカーの運転室です。前面の窓で、強羅駅から早雲山駅までのケーブルカーの動きが一目で見渡せます。手前にある運転に、2両のケーブルカーの現在地が示されます。
写真は、雲山駅運転室の真下にある巻揚げ室です。ケーブルカーに縛り付けられたワイヤーを巻き上げる装置です。手前のシャフトで真上にある運転室のケーブルカーの運転台と連動しています。
ワイヤーの巻き揚げ機を動かす動力機と制動装置です。ケーブルカーを安全に運行するための、最も重要な装置です。1993年に箱根登山鉄道の小田原駅―強羅駅間で3両編成運転が開始されました。シーズン時の混雑駅は、かつては小田急の急行や特急電車と箱根登山鉄道電車の乗換駅であるの箱根湯本駅でした。現在、3両編成の導入により、混雑駅が箱根登山鉄道の軌道線からケーブルカーへの乗換駅である強羅駅に変わりました。来年度には箱根ケーブルカーを2両編成にして、対応するそうです。