Pirate family(仮) & Company 設定資料

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Pirate family(仮) & Companyシリーズ関連の設定資料集

舞台:
大航海時代。
それは何も冒険者だけの時代ではない。
見たことも無い生き物。
異国の珍しい品々。
いつの時代でも、好事家達にとっては大金を払う対象となりえる物である。
世界が一気に広がりつつあるこの時代。好事家達の興味も世界の広がりと共に
一気に広がっていくのであった。
異国の品は金になる!
この言葉が意味するところは、交易の活発化である。
そして、交易が活発になれば、それを狙う事件も多発するようになるのが世の常。
大量の珍しいものを積んだ交易船を襲う彼らはこう呼ばれた。

Pirate (海賊)



人物紹介
ルビーダイス:
ロンドンに住まう一般家庭の長女として育てられた彼女は、時代の流れに逆らわず、幼き頃より航海者に憧れていた。
その気持ちは13歳になった時でも変わらずにいたため、両親の反対を押し切り航海者学校に進学する。
しかし、憧れだけで入学した学校では、同級生の優秀さばかりが目に付いてしまい徐々に自信をなくしていく。
やはり憧れだけではやっていけない。と退学届けを出そうかと迷いだしたそんなある日、
授業の一環で食べたパンケーキにルビーダイスは感動する。
「世界にはこんなに美味しい物がまだまだたくさんあるんだ!」
という教官の教えに感動し、料理のすばらしさ、奥の深さを知るのであった。
そして、この日を境に、
『料理の道を究めたい!』
と真剣に考えるようになった。
そのためには世界中の食材を知らなければならない!!
世界中の食材を知るためには立派な航海士にならなければ!!と一念発起。
卒業時には他の生徒から憧れのまなざしで見られるまでの成績を収める事になる。
学校卒業後は、以前から貯めていた資金を使い、小さいながらも船を購入。
世界中の食材を求めて世界の海へ出航するのであった。
その後、順調に交易で利益を出していったルビーダイスはロンドンの貴族であるハミルトン家のライザとも知り合い、
女王陛下の覚えもめでたい交易商人へと成長する。
だが利益を出す商人がいれば、損をする商人と言うのもいるわけで……
損をしたリスボンの商人がルビーダイスに目をつけてしまう。
その結果、ルビーダイスは乗船共々嵐の海に沈められてしまうのであった。
しかし、悪運が強かったルビーダイスは無事にロンドンの浜辺に流れ着くのであった。

一応本編の主人公。
開始早々、船と共に沈んだ事で財産的なものも全て失っている。
また、嵐の影響で記憶も失っている。
だが、学んできた技術などは頭ではなく体が覚えているようで、条件反射的に行使する事が可能。
そのため、取引の技術や調理、工芸、鋳造、縫製などのスキルは高いようである。
操船の技術もある程度はあるようであるが、自分の船ではないため発揮する機会はあまりない。
お酒はあまり好きではないが、かなり強いようである。
副官の経験は無かったのだが、適性は高かったようでさして苦労する事も無く勤めているようである。
航海中は船員の食事の用意を一手に引き受けている。彼女の作る食事が航海中最大の楽しみになっているらしい。





ギルス(本名はルート):
イングランド王室から正式に私掠の許可をもらった海賊船の船長。
それなりに名は売れているが、特に有名人と言うほどでは無い。
父親も海賊であり、幼き頃から父の元で船に乗っていたため陸地より船の上が好きという変わり者である。
自分の船のことは自分で全部やる!という気概の持ち主で、略奪品の交渉、食料品の調達など、
主計長に任せれば良い仕事も常に自分で行っているのだが、取引の才能は無いらしく儲けは薄い。
父親から譲り受けたトライアンカー号は世界TOPクラスの速度で航行できる船で、自慢の一つである。
得意戦術は接舷からの切込みで、敵船を拿捕するのが得意。
防御が苦手なため守勢には弱いが、攻勢時には無類の強さを発揮する。
砲撃戦はあまり得意ではないらしいが、それなりの技量は持っている。
大の酒好きであり、寄港した際は決まって酒場に向かい、その地域のお酒を飲むことにしている。
世界中回ったが、やはりウィスキーが一番!と言えるほどにウィスキーが大好物。
ライバルの海賊にイルシーダとやっぴーの二人がいる。
この二人にだけは背中を見せられない!と見かけるたびに必ず挑んでいる。
勝率はお察しください……
主な活動海域はカリブ海なのだが、1年ぶりにロンドンに寄港。
何気無く浜辺を歩いていた所、ルビーダイスと出会うのであった。
ちなみに父の名はゾフィー。こちらもイングランド王室から認められた海賊であり、
彼を知らない海賊は潜りだ!
と言われるほど超有名な人物である。





イルシーダ:
スペイン所属の私掠海賊。
スペイン出身と言うわけではなく、何処からか流れてきた人物のようであるが、
彼女の半生に関しては謎である。(本人も自分の過去は語らないため)
商船の振りをして航海し、襲い掛かってきた海賊を逆に返り討ちにする事を得意としている。
ギルスもこれによく引っかかっている。
得意レンジは近接戦闘で、接舷からのすばやい白兵戦と勢いのありすぎる突撃戦法は有名で、
彼女との白兵戦をまともにこなせる船はめったにいない。
砲撃戦もそれなりに得意。
中でも、敵船の足を止める砲撃には定評があり、足の止まった船に接舷するという王道のようなコンボを好んで使用する。
主な活動海域はギルスと同じくカリブ海である。
ギルスとはお互いに所属する国は違うか、良きライバルとして日々腕を競い合っている。
また大の酒好きでもあり、酒場で飲み比べを行う事もしばしば……
結果は毎回引き分け。
最近、自分の所属する国に対する不満が大きくなってきており愚痴をこぼす日々。




第二話から登場
メルファリア:
ロンドンに住まう一般家庭の次女として育てられた。
姉であるルビーダイスに影響されたらしく幼き頃より航海者になりたいと言う夢を持っており、
姉の後を追うように航海者養成学校に入学。
在学中に覚えた縫製の腕は天性のものがあったらしく、卒業までにマイスターの称号を取得していたほどである。
その他の生産系スキルも一定の水準を超える腕をもっている。
反面、軍事訓練に関してはまったくだめであり、こちらの成績だけを見れば落第LVであった。
軍事面の成績の低さを交易面の成績でカバーしていたとはいえ、一般生徒よりは高い成績で無事に養成学校を卒業する。
卒業後は、自分の船が無いため船長として航海に乗り出す事が出来なかった。
そこで、自分の船が無いなら誰かの船に乗れば良い!という発想の元に副官として誰かの船に乗ろうと画策したメルファリアは
生まれ故郷のロンドンの酒場で副官として登録してもらい、雇ってくれる船長を待つのであった。
基本的に姉であるルビーダイスと似た能力を持つが、姉よりも裁縫が得意。
また、かなりの酒豪であり一部の知り合いには酒神と呼ばれている。
料理の腕ももちろん高いのだが、存在を明かしてはいけない謎のレシピを持っているらしい。
謎のレシピの封印が解かれる日は来るのだろうか!?
学生時代に知り合った友人達とは今でも連絡を取り合っているらしく、
たまに航海上で出会ったりすると船長に無断で信号旗を上げてしまい、そのたびに船長に怒られている。


ガル:
ミドルトン家が建造した船に宿る精霊。
主に加速補助、船速上昇、旋回補助、対波補助、装甲補助、砲撃補助などを行っており、船の性能向上に貢献している。
また、離れた場所にいる人物間の声を届ける事も可能でガルを仲介する事で、リアルタイムで離れた場所同士で
会話を行う事も可能になる。(精霊の存在をある程度信じている人間に限られる)
この他にも今だ判明していない能力があるらしいのだが、それは徐々に明かされて行く事になるであろう。
この精霊がついているからこその高性能船ではあるが、精霊に認められるだけの技量を持った航海士でないと
意識不明や、発狂するなどの弊害が存在する。
自身(精霊が宿る船)を破壊しようとするものに対しては容赦しないが、自身を修理するものや、
乗りこなすものに対しては非常に友好的であり、さまざま助力をしてくれる。


ユーリー:
ミドルトン家に仕える優秀な航海士。
ライザ個人に仕えているため海軍には所属していない。
普段はミドルトン家の私的な情報船の船長を務めて世界中を航海している。
ちなみにガルの最初の被害者で、乗船三日後に意識不明で倒れる。
その後、一ヶ月ほど意識不明であったが、無事に目を覚ました後は
今までどおりの情報収集活動を続けている。
最近は海賊としても活動しており、他国の商船に恐れられている。


ルーウェン:
ルビーダイス、メルファリアの兄。
両親と共に実家の診療所に勤めている。
両親に影響されたのか自身も医者を目指して勉強し16歳で医師免許を取得。
18歳の時に発表した薬学に関する論文で世界に認められるまでになっていた。
その才能を評価され、あちこちの病院からスカウトが来たのだが、
街のお医者さんと言うスタイルの両親を見て育ったためか、それら全てを断っている。
両親ももったいないと思ってはいるが、本人の好きにさせているようだ。
外科の技術は心もとないものがあるが、薬学に関する知識は相当なもので、彼の作る薬は非常に良く効くと噂されるほどである。
だが、知識がありすぎるがゆえに特別製と銘打った薬を作りたがり、その特別製の物件は非常に危険度の高いものとして
両親と患者には有名である。(例として、飲んだ瞬間に意識が切れる薬や、床にたらすと爆発する飲み薬などがある)
現在はシラクサの方で知人の診療所の手伝いをしている。





外伝から登場
キャスター:
世界最高の攻撃力と防御力と速度を持った船を建造して欲しいというミドルトン家からの無茶な依頼を受けた若き天才造船技師。
帆性能と旋回性能向上の設計に関しては右に出るものがいない。
その腕はイングランド王室も認めるほどのものである。
自分が気に入った相手からの依頼には全力で答えるが、気に入らない相手からの依頼であると
弟子に丸投げして本人は一切手を出さないと言う堅物の職人である。
(よっぽどの相手で無い限り気に入らないと言う事は無いらしい)
夢は世界最速の船を作り出す事だったらしく、ミドルトン家からの依頼はまさに渡りに船だったようで、
全力で取り組んでいるのだが、なかなかうまくいっていないらしい。
弟子は世界中に多数存在しているが、最近はゼンを気に入っているらしく常に傍らに置いて意見をもらったりしている。


ゼン:
キャスターの弟子にして相棒的存在。
ミドルトン家からの無茶とも言える依頼をキャスターと共にこなそうと必死にがんばっている。
まったく休まないキャスターをどうやって休ませようかと日々試行錯誤している。
対波性能向上のスペシャリストでこの分野に関してはキャスターも舌を巻くほどの知識人である。
トータル的な船の設計は大の苦手で、得意分野の部分以外を設計する事が嫌いな造船士という
ある意味致命的な欠点を持っているのだが、とある事件を境にそれら全ての欠点を克服し、
後に世界最高LVの造船士として勇名をはせる事になる。



その他の登場人物 (設定だけの未登場キャラ達)

やっぴー:
ギルスと同じくイングランド所属の海賊。
本名は不明。
顔を合わせると決まってやっぴーと言う謎の挨拶をする事から、やっぴーと呼ばれている。
主な活動海域が喜望峰沖ということもあり、ギルスやイルシーダとは滅多に会う事はないのだが、
ケープの守護神としてイングランド国民にも知られている有名人である。
他国の商船からは、色々と悪態をつかれまくっているがほめ言葉だと受け取っているあたり、まさに海賊である。
自国の商船は普通に見逃している辺り愛国精神もそれなりにあるようである。
たまにダンジョンに潜る事があり、冒険者っぽいこともしているが、基本は私掠であるらしい。
彼女に捕まった場合、「ブログ楽しく読んでます!」と叫ぶと交渉に応じてくれるらしい。(単なる噂であるが……)
基本的にわいわいやるのが好きらしいため、襲われた後も話しの内容次第では色々と目こぼしがあるらしい。




ゾフィー:
ギルス(ルート)の父親にして世界中にその名をとどろかせる大海賊。
彼を知らない海賊は潜りだ!と言われるほどの有名人。
主に東アジアや東南アジアで活動しているのだが、気が向くと何処にでも出没する。
イングランド王室からの信頼も高く、王室直属艦隊として依頼を受ける事もしばしばあるようである。
私掠に関しては少々変わったところがあり、どれだけ自分が楽しめたかで略奪する量が変わる。
心行くまで楽しんだ〜と感じた場合は何も奪わずに去ることもあるとか……
同国船は基本的に見逃すが、自分の船団に危害を加えた相手に関しては同国だろうと容赦しない。
息子の事は気にかけてはいるのだが、あまり会う機会も無いため親子としての接し方は苦手のようである。
砲撃戦が得意。




まろこ:
ロンドンに商館を持つまろこ商事のボスにして大商人。
王室にも独自のコネを持っており、政治に対しても口出しできるほどである。
商売人としては中々に腹黒く、商機を見つけると手段を選ばずに利益を追求するため
他の商人の評判はあまりよろしくはない。
海賊との繋がりも太く、まろこ商会の会員は外海でも海賊に襲われにくいといった特典があるのだが
会費が非常に高く、ある程度の規模の交易を行えない商人ではすぐに赤字になってしまう。
最近では造船業にも手を出し、幅広く商売を行っているようである。
その一方、裏ではイングランド王室に秘密でご禁制の品をひそかに取扱ったり、武器弾薬などを売買したり、
盗品など表に出しにくい物件の売買ルート(世界規模)を持つなど裏の顔ももっているようである。


ラルゴ:
まろこ商事の渉外部門部長の肩書きを持ってはいるが、
表に出せない裏の仕事を専門に行っているため、社内で見かけることはまず無い。
主な仕事は、まろこ商事の裏の顔であるご禁制の品の輸送や、大砲などの密輸等を一手に引き受けている。
また、敵対する商会の商船を襲い積荷を略奪したり、商会に都合の悪い人間を事故に見せかけて抹殺する等の
非合法の活動も行っている。



ロビンR (ローズウッド):
世界中で荒稼ぎをしているまろこ商事に敵対している人物。
以前はまろこ商事の資材調達部門で働いていたのだが、偶然裏の取引に関連する資料を発見してしまう。
散々迷った結果、王室に対してその資料を提出するものの、まろこ商事の巨大な財力と権力に握りつぶされてしまう。
さらに悪い事に、王室に対して密告した事を上層部に知られたため、謎の不審火でロビンの自宅は全焼。焼死体が発見される。
この焼死体がロビンのものだと断定され、戸籍上この火事で死亡した事になってしまった。
だが、この時死亡したのは知人である赤狐であり、ロビンは奇跡的にこの事件を回避できていた。
この事件が元となり、国家がダメなら自分の手で裁くのみ!!と決意。
アムステルダムにて組織されていた反まろこ商事運動に参加する。
まろこ商事での経験を活かし、運動の中心人物として各種交渉事を担当する事になった。
運動内での通称はローズウッド。


モトコ:
3年前に両親がやっていた食堂が何者かの買収を受けて倒産。
それを苦に両親は自殺。残されたモトコは食べるために航海者になるのであった。
そんな状態で航海者になったものの、どうやら天性の才能があったようで、
次々と遺跡を発掘しては歴史的な財宝を見つけ出し、冒険者モトコの名は世界中の王侯貴族に知れ渡る事になるのであった。
そんなある日、イングランド王室に新たな遺跡発見の報告を行った際に、とある貴族から
『両親の食堂を買収したのがまろこ商事である』
ということを知らされる。
不意に知らされた両親の敵。
モトコは両親の無念を晴らすべく行動を開始するのだが、一人で立ち向かうにはあまりにもまろこ商事は強大であった。
諦めるしかないのかと絶望しかけた時、反まろこ商事運動を推進していたロビンRと出会う。
志を同じくするロビンとすぐに意気投合したモトコは反まろこ商事運動に参加するのであった。


姫伯:
昔からロンドンを中心に商売をしているロイヤルガード商会の現会長。
イングランド王室発足の時代から存在しており、過去何度も王室の財政を助けている歴史ある商会。
王室御用達の品はこの商会を通して収めるようにと女王陛下からのお達しがあるほど女王の信頼もあつい。
その信頼にこたえるべく、日々商売に精を出している。
最近は南蛮交易を主に行っており、利益は上場のようであるが、
昨今増え続けている海賊対策に頭を悩ませている。
まろこ商事の台頭には当初ライバル出現か!?と好意的にとらえていたのだが、
裏で行っている数々の取引の存在を知ってからは完全に敵対。
反まろこ商事の中心ではあるが、表立って動くわけにも行かないため、
ロビンを中心とした反まろこ商事運動に資金提供をし、活動を助けている。

ヘンリー卿:
イングランドの財務大臣。
かなりの切れ者で、赤字続きの財政を数年で黒字化させるなど政治手腕はかなりのものがある。
ただ賄賂には目が無いため、常に色々な贈り物をするまろこ商事を大層気に入っている。
近々、ロイヤルガード商会からまろこ商事に王室御用達商人の権利を移そうかと画策中。
自他共に認める紅茶好きでかなり紅茶にはうるさい。
そのため、その年に生産された一番茶をいち早く手に入れるために世界最速の船を欲しているらしい。
かつてハミルトン家が建造した船を密かに狙っているとの噂も……

リュウガ:
アムステルダムにて妻と二人で幸せな生活を送っていたが、まろこ商事の支店を建設するために
立ち退き要請を受ける。最初は断っていたのだが、妻が街のごろつきに襲われる事件が発生。
その裏にはまろこ商事の影が見え隠れするなど立ち退きの要請が徐々に過激になっていき、
立ち退きを了承するのだが、その時に支払われた金額が当初の提示額の10分の1であった。
話が違うと食って掛かったのだが相手にされず、逆に工事の妨害をした等として損害賠償を請求される。
そんな事態にさらに追い討ちをかけるかのように妻が急死する。
その背景にはまたしてもまろこ商事の影が見えるなどし、リュウガは生涯かかってもまろこ商事に復讐する事を決意する。
現在は、姫伯の指示でロビンと行動を共にし、反まろこ商事運動の中心人物となっている。





登場する船
トライアンカー号:ゾフィー→ギルス→ルビーダイス
ゾフィーが息子のためにと当時はまだ無名だったゼンに注文した船の1隻だったのだが、
あまりの性能のよさに一時期自分用として使っていた。
一月ほど乗り回して満足したのか、あっさりと息子であるギルスに譲り渡している。
最高の対波性能を持っており、加速性に優れる。
また帆性能を向上させる工夫も施されており、優秀な加速性能から引き出される最高速度は世界的に見てもトップクラス。
当初は砲撃戦に主眼を置いて建造されたが、ギルスが乗る際に切込み主体に改装されている。
切込み用としてもその最高速度と加速性能は優秀だったようで他の商船には脅威となった。
ギルスがガルミッシュ号に乗り換えた時ルビーダイスに譲り渡され、その時に当初の砲撃戦仕様に再改修されている。
ゾフィー船長時は赤い帆、ギルス船長時は青い帆、ルビーダイス船長時は水色の帆にそれぞれ変更されていった。
カリブの双璧と言われた2隻の船の1隻である。



マリアンデール号:イルシーダ
ゾフィーがゼンに依頼した船の1隻。
トライアンカー号が砲撃戦仕様だったのに対して、こちらは最初から接舷用の船として建造が進められたのだが、
完成間近のある日、何者かがドックを襲撃しマリアンデール号は奪われてしまうのであった。
その後、どういう経緯を通ったのかは不明だが、現在はイルシーダの乗船として使用されている。
コンセプトは違うが、トライアンカー号とは姉妹船であるため、最高速度、加速性能、旋回能力など似通った性能になっている。
設計段階では船首にラムが取り付けてあったのだが、美しくない!と言うイルシーダの一言で取り外され、
現在はアフロディーテの像が飾られている。
船体も帆も全てが真紅に染められており、遠めにもかなり目立つ作りにしている。
一時期交易船として使用できるように武装の大半を取り外していた時期がある。
カリブの双璧と言われた2隻の船の1隻である。



ガルミッシュ号:キャスター→ユーリー→ギルス
ロンドンの貴族であるミドルトン家が多額の資金を投入して建造させた船。
今までに無い新機軸の理論を使い建造された船は、世界最強であると同時に世界最速の船として建造された。
事実、帆性能、装甲、砲門、加速性能、旋回性能、対波性能、船体耐久力、どれをとっても世界最高の能力を持っている。
また、船に宿っている精霊であるガルの能力のおかげで標的である敵船の位置を性格に把握できる。
良い事尽くめの能力ではあるが、精霊であるガルに認められない限りこの船の能力を使用する事は出来ない。
それどころか、認められない場合意識不明や、最悪発狂するなどの弊害も存在する。
この船にはまだまだ隠された能力があるらしい。




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