第二話 禁断の魔道書


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
前回までのあらすじ
ここ、フォックス大陸には三つの国がありました。
剣士の国フレイ国、魔術師の国アクア国、そしてウィン国でございます
このうち、フレイ国とアクア国の間には同盟が成り立っておりました。
ですが、謎の軍隊によってフレイ国が滅亡してしまいました。
フレイ国の滅亡により存亡の危機に陥ったアクア国では、
連日会議が行われていました。
もう打つ手は無しかと思われたとき、
一人の学者が一冊の本を持ってきました。
果たしてその本は希望の光となるのだろうか?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「?何をみつけたのだ?」
「勇者を召喚する呪文でございます!」
「なっなんと!それは誠か!」
はい。と返事を返すと学者はその本を国王に差し出した。
国王はしばらくその本を読んでから、娘をここに呼ぶように家来に伝えた。
「お呼びですか、お父様」
「おお!アサよ待っておったぞ」
アサと呼ばれた少女はこの国の国王の娘である。
彼女は若干12歳で魔術学校を卒業し、現在は姫でありながら魔法兵団の
指揮を取っているという優れた魔術師であった。
「アサよそなたの魔法力を見込んで頼みがある、ここに書かれている
呪文で時空のかなたより勇者を呼んではくれまいか?」
「私がでございますか?恐れながら私には荷が重いようです。
宮廷魔術師のマサキにお願いした方がよろしいかと思います」
と断った。
 マサキと呼ばれた男は、全てが謎に包まれた魔術師だった。
わかっている事は、類希な魔力の持ち主であり、
その魔力を見込まれ、アクア国にて宮廷魔術師の地位に就いた。という事だけであった。
「恐れながら、姫様なら必ずや成功いたします」
しばらく考えていたアサ姫だが、決心したように了解したのであった。

召喚の本が見つかってはや2週間がたっていた。
その間、二度ほど謎の軍団の襲撃に遭ったものの何とかアクア国は無事であった
「アサよ勇者召喚はまだなのか?」
国王は娘に問いただしていた。
「難しい呪文ゆえなかなか成功しないのです。もうしばらくお待ち下さい」
娘の返事にクラ国王は気落ちしてしまった。
「これまでの襲撃で我が国の兵士は傷つき疲れ果ててしまっている
このままでは我が国も長くはないだろうゥAサよ頼んだぞ」
国王は疲れたようにアサに言った。
・・・・・その夜、城のすぐ近くにフレイ国、国王を討ち取った騎士がいた。
「ふっふっふこの国さえ落とせば残るはウィン国ただ一つ!楽なものだな」
「あまり調子に乗っていると痛い目にあうぞ!闇騎士よ」
ローブを着た男がそう忠告をすると、
「はっはっはこの俺と対等に戦える奴がこの国いるとでも言うのか!」
「この国には究極の呪文があると言う話だ気をつけるに越した事はない!」
「では、今から俺がこの国を落として見せてやる!貴様はそこで見ているが良い」
そう言い放つと闇騎士は闇の中に消えていった。
「馬鹿な奴よ・・・・まあ良いゥ奴が国王を殺せればしめたものだ。ふっふっふ」


ついにアクア国にも謎の軍団が・・・
そして、国王に迫る黒い影・・・
果たして、アクア国は無事でいられるのだろうか。
次回へつづく・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あとがき
え〜皆さんお待たせしました。時空の覇者二話 禁断の魔道書お楽しみいただけたでしょうか。

小説って書き始めるとなかなか難しい物でつくづく、自分の構成力の無さと文才が無い事がわかりました。
ただ、小説が好きなだけでは上手くかけないんだという事を実感しましたね。
まあ今回の話はこの辺で良いとして、今回登場したキャラのご説明を致します。
アクア国第一王女   アサ姫
アクア国宮廷魔術師 マサキ
ついに登場しましたね〜アクア国第一王女アサ姫。はじめは町の酒場のおかみさんにしようと考えていましたが
上手くイメージできなかったのでお姫様にしました。(笑)
そして、私こと、マサキ。作者は出さない予定でしたが構成上、人が足りなかったので急遽参加させました。
宮廷魔術師・・・かっこいいですね〜♪もちろんそれなりの魔力を持っているという設定です(笑)
今回やっと判明した大陸名&もう一つの国の名前はそれぞれ、フォックス大陸&ウィン国になりました。
名前の由来は・・・・・ありません。(いつものように適当です)

次回予告
いつものような何も無い一日を送っていた志朗はその日急に目眩を覚え、意識を失ってしまった。
そして、次の瞬間気がついた時には、アクア国に来てしまっていた。
話が急展開で進む中、マイペースに事を運ぶ志朗。
彼らが現代に戻れるのはいつになるのか。
次回時空の覇者 第三話 希望の光
君は時空の旅に出る。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー