明かされる事実(後編)
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「フィリアさんのことですが・・・少し休憩してからにしましょうか」
言いかけた言葉を飲み込み、晋の字は話を打ち切ってしまった。
何か、とても言いにくいことを言わなくてはならないような・・・
そんな感じに見えなくも無かった。
「・・・皆さん、一曲いかがですか?」
横においておいたギターを拾い上げ、静かに弾き始める。
まるで、何も話したくない。このまま時が過ぎ去れば・・・
といった事を表現しているような。
そんな悲しい曲。
皆、聞きたいことは山ほどあった。

組織について
消えた仲間について
蒼さんについて
なぜチロさんが狙われたのか?
彼の持っているギターは?
フィリアはどうなったのか?

しかし、誰一人としてその演奏を止めることは出来なかった。
誰もがその悲しげな音色に聞きほれ、いつしか深い眠りの世界に落ちていったからである。
「・・・相変わらず見事なものね、晋」
一人だけ先ほどと変わらずに起きているのは蒼であった。
「やはり、あなたには効きませんか・・・あれから修行を積み、それなりには自信があったのですがね」
「ネタが分かってれば防ぐ方法はいくらでもあるわよ。それより、そこの木の陰にいる貴方。もう出てきたら?」
ふらっと木の陰から現れたのは一人の魔法士。
その姿はぼろぼろであったが、それでもさすがにStar Light Forcesのメンバーなだけのことはある。
見事に風景に溶け込んでいる。
現に、晋の字と蒼以外のメンバーは誰も気づいていなかったようである。
それほど、気配の殺し方、景色への同化の術が巧みであった。
「・・・ぅ・・し、晋の字様。大変です・・・やつらが、魔法学校に・・・」
ぼろぼろの魔法士の話によると、シオンの軍が魔法学校に襲撃をかけようと集結しているとの事であった。
敵の体制が整う前に戦力を減らそうと攻撃を試みたが、圧倒的な力の前に全滅。
辛うじて一人の魔法士を逃がすことができたらしいが、その為に隊長は・・・
「本部の方ですでに部隊の再編成を行っておりますが・・・間に合いそうにありません。
 主力部隊が壊滅している以上・・・ここは晋の字様に頼るしかないかと・・・」
「・・・分かりました。すぐに私も向かいます。再編中の部隊長にはそう伝えてください。
 っと・・・傷の方は既に治っていると思いますがいけますか?」
いつの間にか晋の字の治癒魔法が発動していたらしく魔法士の傷はほぼ完治していたのだった。
治療さている本人にすら気づかせること無く素早く治療できるとはさすがである。
「本業殴りの僧侶なのに、まあ芸が細かいことw」
「細かい芸だけはいつも練習してますからね。しかし、ばれてましたか。まだまだ修行不足ですね」
事態を見守っていた蒼が苦笑しながらその腕前を賞賛している。
それに苦笑で答える晋の字であった。
そんなやり取りをしている間に魔法士は姿を消していた。
再編成中の部隊に向かっていったと思われる。
「蒼さん、そういう事なので私は行きます。皆さんにはよろしく伝えてください。
 明日の朝までは目覚めないでしょうけど。・・・でわ」
くるりと振り返り、歩き出そうとした時、蒼が晋の字を呼び止める。
「待ちなさい。主力が壊滅状態だって言ってたわよね?貴方一人でどうする気?」
「・・・時間稼ぎくらいは出来ます。その隙に学生の退避をさせようと思います」
「晋・・・一人でやるつもりでしょう。死ぬわよ?」
「元々、あの戦いで私は死んでいたのです。そんな私が大勢の学生を助けることが出来る・・・」
「ったく、面倒ごとばっかり持ち込んで・・・仕方ない。ん〜5分待ちなさい。
 5分待てば状況を一気に逆転できる秘策を呼んであげるから。
 ただ、いらないってのならそのまま進みなさい。決めるのは貴方よ」
遅れれば遅れるほど、敵の体制が整ってしまう。
それに、退避できる学生の数も極端に減ってしまうだろう。
5分の遅れが事態の局面を変えてしまう、そんな重要な時である。
しかし、元Star Light Forcesのマスターにして伝説のSword Masterが言うことである。
その人が事態を逆転する為の秘策というのだからよほどの事であろう。
「わかりました。よろしくお願いします」
正解の回答をした生徒を誉めるように満面の笑みを浮かべながら蒼が頷く。
「じゃあ、みんなを宿に運びましょう。さすがにここに置いておくのは危険だからね」
待っているあいだに寝ているメンバーを宿へと運ぶ。
彼らを守る為にも誰かを置かなくてはと晋の字が考えていると
「あ〜、心配ないない。あいつが来れば全部解決するから」
という蒼の言葉を信じて何もしないでとりあえず待った。
5分・・・短いようで結構長い時間である。
特に焦っている時はなおさら長い・・・
・・・そろそろ5分が経とうという時・・・その人物は現れたのだった。
「支援に回復、殴りまで!、なんでもござれのスーパー僧侶!
 おしゃまで、キュートで、ポップで可憐っ! 惚れるね憎いネ、コンチキショー!
 高鳴る想いを鼓動に変えて地上最後、天下無敵の魅惑のエンジェル! 貴方の為に只今参上!!」
・・・激しく後悔した晋の字であった・・・
「遥、一人引いてるからその辺にしときなよ」
「そ、そうだね。それより、久しぶりだね蒼♪ささくれるなんて珍しいじゃない」
ニコニコしながら蒼に向き直る謎の女性。
見た目から何の職業なのか、一体どんな人物なのか・・・まったく持ってわからない。
自分で僧侶と言っている以上僧侶なのであろうが・・・
しかも、ぶっ飛んだ性格の持ち主のようである。
「ちょっと事態が緊急なのよ。早速だけど腕は鈍ってないでしょうね?」
「なまってるよ〜♪だって、あの時から学校の教師なんて慣れないことしてるからね」
どうやら、学校の教師のようだ。
だが、何を教えているのだろう?
どこの学校だろう・・・
ますますわからない・・・
困惑が困惑を呼んでいる。
何を話せば良い?
どう話を切り出せば良い?
悩み続ける晋の字を横目に二人はどんどん会話を進めていく。
「なまってるの?う〜ん・・・いけるの?」
「冗談だよ。冗談♪まあ、多少は落ちてるかもだけどね。いけるよ」
「じゃ、さっそくお願いね。っとその前に一応紹介しておかないとまずいわね」
状況がわからず呆けていた晋の字に蒼が声をかける。
ようやく説明してもらえるのかと、ほっと一息つく晋の字であった。
「紹介するわ。私の相棒の遥風よ。なにか称号があったと思ったけど・・・なんだっけ?」
「あ〜そういえば、あったね。んと・・・HiPriestess・・・だったかな〜。ま、何でも良いけどね」
「HiPriestess!!!!で、伝説の・・あの?」
HiPriestess・・・
その称号を授かったものはこの世界でただ一人である。
伝説の僧侶
奇跡の神官
幻の女神
逸話はいくらでもある。
それこそ、数えだしたらきりがない。
世界中のいたるところに伝説が残っている・・・
その本人が今、目の前にいる。
・・・絶対に別人だ。
第一印象からそう判断してもおかしくない。
いや、100人が100人別人だ!と言うだろう。
「ふふふ〜、別人だって思ってるでしょう〜♪」
「え、あ、いえ。そんなことは・・・」
「晋、彼女の実力は私が保証するわよ」
「蒼に保障されてもな〜。私としては別人でも良いけどね。所でこの町の結界弱まってない?」
くるりと辺りを見回しての感想を漏らす遥風。
結界の強さなどひと目見ただけでわかるはずがないのだが
今目の前にたっている伝説の人物はさらっと言ってのけたのだった。
事実、町の結界は昨夜の襲撃の影響で出力が弱まっている。
弱っているといっても、まだかなりの力を持っているのでバイルが攻め寄せることなどは無い。
「色々襲撃とかされたからね。遥の結界もさすがに弱まってるかも」
「え?遥風さんの結界?この結界は昔からあるものでは?」
「昔からのものもあるけど、それだけだとちょっと不都合があったからね。
 遥にもう一つ張ってもらってたの」
「晋君。どう?どう?見直した?えへん!惚れるなよ〜♪」
知れば知るほどわからない人だなと、晋の字は思うのだった。
「ま、この程度なら問題ないけど、な〜んか気に入らないからちょこっと強化するね。
 ・・・・・まあ、こんなもんでしょ♪」
一瞬膨らんだ圧倒的な魔力。それらが一瞬で元に戻った。
時間にしてわずか、2秒ほどのことである。
通常、結界の強化には王宮の神官クラスの僧侶が10人以上で3〜4日かけてようやく強化されるものである。
しかし、目の前にいる伝説の人はわずかの時間でそれを完了させてしまっていた。
「・・・ひ、非常識すぎる・・・あ、ありえない」
言葉が出ない。
LVの次元が違いすぎる。
「ふふふ〜♪惚れちゃだめだぞ〜♪」
・・・絶対にわからない。
一生かかってもこの人の性格は把握できないだろう。
「さて、遥、晋。行くわよ。魔法学校の防衛に・・・ね」



舞台は変わってここは魔法学校のそばの平原である。
シオンの配下であるルエンは学校襲撃部隊を展開させ、結界が弱まるのをいまや遅しと待ち構えていた。
「さて、そろそろ始めようか。あの学校の結界が弱まる時間だ」
そう、今日は魔法学校の結界を弱めて実践訓練を行う日である。
今、自分たちの目の前では、襲撃班の生徒がどの様に攻めるかなどの会議を行っている。
こちらからは全て見えているが、向こうからは一切見えていない。
蒼クラスのものであれば気配で察知できるだろうが、彼らは学生である。
気づくはずもなかった。
「のん気なものだね・・・彼らには悪いけど。今回の襲撃班は僕たちなんだよ。
 君たちにはお帰り願おうか」
ルエンの指がぱちんとなると同時に召集させていたバイルが一斉に襲撃班の面々に襲い掛かる。
いくら成績優秀な者たちといってもしょせんは学校の授業の中でのこと。
実戦経験は皆無に等しい・・・
不意打ちに対して、どう対応して良いのかわからず、バイルの鋭い爪の餌食にされていったのであった。
「ふふ、君たちを一足先にパーティー会場に招待してあげるよ。なに、寂しいことはないよ
 すぐに会場はたくさんの学友で溢れかえることになるからね。安心してお呼ばれしておくれよ」
すらりと剣を抜き、丁寧に一人一人の首を飛ばしていく。
全ての生徒の首を切り終わり、剣のついた血を布で綺麗にふき取り、ルエンは満足そうに剣を納めた。
「ふふふ、さすがにこの剣は良く切れる。さて、時間も良い頃合だね。突撃開始!!」
怒涛のようにバイルが押し寄せる。
学校を守っている結界はすでに消えうせている。
しかも、普段この辺りにいるような下位のバイルではない。
数もそろえた。
負けるはずがない。
そう、今回の作戦の指揮官であるルエンにとって必勝の策であり、
失敗などありえない作戦であった。
「ふふ、これでシオン様もフィリア様もお喜びになる」
余裕の表情で後方に作らせた本部でルエンはブランデーを楽しんでいると、信じられない報告が入ってきた。
「ルエン様!大変です、前線の第1、第2部隊壊滅。第3部隊も敗走しております」
「なに?何を馬鹿なことを。たかが、学生相手ではないか。誤報に決まっておる。
 敵がこちらをかく乱しようとしているのだ。そのようなデマに乗せられるな!」
しかし、事態はルエンの予想を大きく逸脱していたのだった。
実際、部下の報告は間違えていた。
しかも、ルエンにとって良い様にではなく、とてつもなく悪い方にである。
報告が来た段階ですでに攻め寄せてきた前線の4部隊は壊滅し、蒼の率いる学生軍が
逆に攻め寄せていたのであった。
「デマなどに惑わされよって。わが軍が負けるはずが無いではないか」
「そうでもないわよ。現に貴方の目の前に私がいるわけだしね」
ルエンのテントの前に一人の剣士が立っている。
逆光になっている為、顔は見えないがどうやら女性のようであった。
「貴方が指揮官ね。悪いわね、こっちは数が少ないから頭を取らせてもらうわよ」



少し時間は溯る。
ルエンの軍が攻撃を仕掛ける少し前の事。
無事に魔法学校に到着した蒼、遥風、晋の字の三人はすぐに防衛線の指揮を取る為に部隊を展開させていた。
残念な事に襲撃班の生徒たちは既に出発してしまっていた。
連れ戻すことは可能であったが、それをすると、学校事態の防衛が脆くなってしまう。
襲撃班のメンバーは成績優秀者である。
無事に逃げ延びてくれることを祈るしかなかった。
防衛の準備が整ったと同時にルエンの軍が攻め寄せてきた。
ぎりぎり間に合ったわけである。
「遥!援護頼むわね。久しぶりの実戦なんだから、気を抜かないでよ!」
「わかってるって。私の腕を信じなよ♪」
「晋は負傷者の手当てをお願い、遥は結界の方にかかりっきりになるから晋が頼りだからね」
「わかりました」
ルエンの軍が学校の城壁に差し掛かる。
学生の必死の防御と蒼の単独突撃により、何とか迎撃に成功しているが元々の数が違いすぎる。
誰の眼にも城壁を越えられるのは時間の問題と思われた。
その時、学校の校庭で儀式を行っていた遥風が、
「ふっふっふ。私の出番のようね。いっくよ〜。た〜〜〜〜〜〜!!!!!」
気合一閃!遥風の魔力が急激に膨らみそして弾けた!
敵味方識別可能の結界が魔法学校に展開!
学校をすっぽりと多い尽くす。
さすが伝説の僧侶の実力である。
なぜか、天井部分である上の所だけ穴が開いているのはお約束であるが・・・
「お茶目な一面も見せておかないとね。テヘ♪」
舌をぺろっとだした姿がなんともかわいらしい遥風であった。
「蒼さん!結界のおかげで学校の方は心配いらなくなりましたね」
「・・・遥のやつ・・・よりによってあれを使うなんて・・・晋、学校の方をお願い。
 私は敵陣まで走るからみんなは魔法で援護して!」
蒼が魔法士クラスの生徒を従えて敵の本陣に向けて突撃をかける。
一件無謀な突撃に見えるこの行動であるが、蒼の剣技での突撃である。
あたるを幸いと、出会った敵を全て切り捨てていく様はさながら修羅のようであった。
一介の学生ごときが付いていけるはずもない。
結局は蒼のソロ突撃ということになっていたが、その激しさは今までのものとは違っていた。
自分のダメージをかえりみず、ただひたすら敵本陣を目指していた。
一刻の猶予もない!そんな悲壮感すら漂わせながら突き進んでいた。
敵陣が真っ二つに割れたのです。
後にこの戦いを説明する時に誰もが口にする言葉である。
言葉の通り、戦場を真っ二つに分ける一本の道を蒼が一人で作っていたのであった。
(遥・・・もう少しだから・・・無理しないでね・・・)



「ふ、何者か知らんがこの豪腕のルエンさまにかなうと思っているのか?身の程知らずが」
ルエンが自慢の剣を鞘から抜くより早く女剣士の素早い一撃がルエンの体を二つに切り裂いていた。
「遅いわよ。そんなんじゃ私に勝つことは到底無理ね」
「ば・・ばかな!い、一体貴様は・・・き!貴様!!そ、そうか・・・貴様が来ていたとは
 だ、だが、なぜだ!貴様は世捨て人になったはず・・・な・・・なぜ・・・」
そのまま、何も言わなくなったルエンに蒼がぼそりと呟く。
「・・・気が変わったのよ。それだけ。それに、早く決着をつけないといけなかったのよ」
指揮官であるルエンの死によってそれまで統率の取れていたバイル達が一斉に退却していく。
それを確認した遥風は結界を解除する。
その表情は酷く疲れきっており、結界の維持によほど大量の魔力を消費したのであろうと
誰の眼にも明らかであった。
「ふぅ〜、疲れた〜。でも、今回は自分の魔力のみで助かったわね。蒼ったら・・・」
遥風の展開した結界は自分の魔力を使い果たすと寿命を削って魔力に変換していくというものであった。
本来、特殊な媒介を使わない結界では、敵味方を識別することは出来ない。
そこで、遥風は改良を加えて今回の結界の形を編み出したのであった。
しかし、この結界には莫大な魔力が必要である。
並みの術者では展開した瞬間に自分の寿命を全て魔力に変換し、力尽きているところであろう。
遥風の魔力があってこそ、使用可能なのである。
「蒼ったら・・・この結界を覚えてたのね。戻ってきたら思いっきり怒られそうだな〜・・・逃げようかな」
逃げ出そうにも、魔力の使いすぎで体がうまく動いてくれない。
「遥!あんたはまたあの結界つかったわね!」
「げっ!は、早いよ蒼〜」
「あれは使っちゃだめだって!いつもいつもいつもいつも言ってるでしょうが!!
 で、今回は間に合ったの?」
「ん〜・・・何とか間に合ったよ。さすが蒼♪」
「そう、よかったわ。でも、次は勘弁してよね。こっちも辛いんだから。所で、まだ動ける?」
「ん〜・・・ごめん無理。襲撃班の子のことでしょ?私の残ってる魔力じゃ無理。
 でも、あの人ならいけると思うよ」
遥風が指差す先には負傷者の手当てを続ける晋の字がいた。
「彼の潜在魔力はすごいよ。私にはおよばないけど、それでもその辺の神官クラスじゃ
 彼には到底届かないね。まだ、その力の大半を眠らせてるのが惜しいけどね」
「やってみますかね・・・晋!力を貸して欲しいの」



シオンの魔法学校襲撃作戦は蒼達の見事な活躍で阻止された・・・かに見えた。
しかし、すでにシオンの計画が遂行中であったことを、誰も気づいていなかった。

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あとがき
という訳でエンジュ活動日記第7話目をお届けいたします。
あれ?私が出てないよ?こら〜作者〜!!
それに、私がどうなったのか話してないし〜!!
そんな訳でして今回の話は晋の字さん蒼さん遥風さんの三人のお話と言ってもいいでしょう。
大活躍ですこの三人w
今回は長い!!恐らくシリーズ最長な気がします(ここまでの話でと言う意味でw)

さて、今回の内容について補足説明しましょう。
今回の話で出てきた指揮官のルエン君は実はあっさりやられてますが、
シオン君の誇る魔四将の一人です。
色々な特技を持ってる魔四将の中で、唯一力に特化した戦士です。
それだけに、こんなあっさり倒して良いのか蒼!!
敵側がどんどん弱くなっていってるような・・・そんな気がしてなりません(^^;
さて、味方の新キャラとしては遥風さんが登場してます。
彼女は蒼の相棒で二人でコンビを組み、あちこちで伝説を残しています。
(表には出てこない為、この伝説は蒼のものというイメージが強いですが・・・)
とある事件で蒼が組織を抜けた時に一緒に組織を抜け、魔法学校の教員になっていました。
教員になってからも、あちこち放浪し、各地で奇跡を起こしていた為、奇跡の神官などと呼ばれていたりします。
しるくぅ、ポポエットが教員をやっていた時も名前だけはあったのですが、
本人は巡礼の旅に出ていた為、直接の面識は無いようです。
あと、今回あまり出番の無かった晋の字さん。
実は凄い力を持っていることが判明しましたね。
今後どうなるのでしょうか。
とまあ、こういった感じですかね。

さて、今後の活動日記はどうなっていくのでしょう。
シオン君の次の手は?
そして、前回のラストでシオン君が言っていた魔法学校にあるものとは?
フィリアはどうなってしまうのか?
眠ったままのエンジュの面々は?
次回もお楽しみに〜♪