<この画像はプリントした物をスキャナーで取り込んだので画質が悪い>



住まいは公団住宅の5階、写真では下から3列目。
大玉西瓜の種を福祉センターのプランターに播いた。6月13日の事である。
発芽は遅く、二枚葉が出たのは2週間後で写真@の状態。

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この苗を団地のベランダで育ててみようと思い立ち、2キロ離れた福祉センターから
団地まで豆腐の容器に入れて運んだ。途中で苗が萎れてしまいもうダメかと思われたが、
用意したプランターに移植した。あくる日には葉は完全に枯れ、爪楊枝のような芯だけが残った。
それでも水やりを続けていると、やがて小さな葉っぱが出てだんだん成長してきた。

それでも生育の状態は悪く、西瓜の実が着く事は無いかもしれない、という思いであった。
途中、世話をするのは止めようと思ったが、一度は枯れたものがここまで復活したのだから、
ひょっとしたら実が着くかも知れないという思いに変化して世話を続けた。

8/5
 



弦は2本仕立てとし、左右1個づつ実が着いた。最初は同じスピードで房が肥大していたが、
8/16日ぐらいから左の方が大きくなった。2個成らせるのは無理と思って右の方を弦ごと摘果した。
しかし、これがマズかった。後で専門家にネットで見て見てもらったら葉数を確保するために、
実は摘果しても弦は残しておくべきだった。後は水やりを適切にして枯れないようにするように
とのアドバイスを受けた。
光合成をするためには葉っぱの数が多くないと実が大きくならないそうだ。
プロが作る立体栽培では中玉1本仕立てで、25節目に実を着けさせるという。

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8月の終わりになると右弦の先端から枯れてきた。原因は肥料焼けである。
プランター栽培ではどうしても肥料をやり過ぎてしまう。
肥料をやらないと実が大きくならないし、やり過ぎると枯れてしまう。
露地植えだと多少やり過ぎても土がふんだんにあるので、他で吸収してくれるから
極端にやり過ぎなければ良いというが、プランターの場合、そうはいかない。
ちょっとでもやり過ぎると直ぐに影響が出るので慎重にならなければいけない。
しかし、実が着くと嬉しくなって、ついつい、過保護になってしまう。
  

9/4台風が接近してきたのでプランターを一度床に降ろして室内に入れた。
片手と片足しか使えないので移動には大変難儀した。

9/9〜9/12日まで東京オフで留守にしていた弦は枯れていた。
出かける時、十分水やりをしていたが甘かった。
留守にする時は自動で水やりする仕掛けを作っておくべきであった。
9/13日に収穫した。熟れ具合は上々だけど、甘さは無い。

  

ベランダ菜園の場合、畑栽培と違って容器が小さいので、用土がすぐに乾きこまめに水やりが肝要。
しかし、機械的にするのではなく、天候や湿度に合わせて加減する事の大事。目安としては、土の表面が
白く乾いてきたらタップリ水をやるように。適切なタイミングで適量の水を与える事が大事。
と物の本には書いてある。

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