コルナゴフレーム購入顛末






1978年前後に製作されたフレームの入れ替えです。
リアエンドは6速の126mm幅。FDバンド止め。ブレーキキャリパー隠し止め。
フレームサイズは530ミリ前後。といったあたりが条件となりました。

時期的にはスチールフレームがプロロードで使われていた時代なので、
せっかくならイタリアのプロ用機材と同等品を入手し、乗ってみたかった。
当時、1ポンド120円台とポンド安だったこともあり、英国のebayで検索。

それで行き着いたのがイギリスのお店が出品してたコルナゴスーパー。
色もSILKと同じ赤でイメージがしやすかった。
ネット上の画像資料と照らし合わせる限りでは偽物ではなさそう。
ただフロントフォークの差し色の黄色が素人仕事なのでなにか事情はあるかも。

フレームは大きいので送料がかさみました。さらに消費税と関税もかかり、
Paypalのレートも良くなかったので、当初みていた予算をだいぶ上回りました。

さて、フレームが届いてみると、塗装の状態はほぼ新品で問題なし。
フレーム内部の錆もさほどではなく、40年前の製品からすれば十分なものでした。

ただ、実際に組んでいくと幾つか問題発生。BBは鳴木屋さんに入れてもらったのですが
右ワン側のフェイスが真っ直ぐではなく、斜めになっていたとのこと。
直付けのWレバー台座は奥までネジが締まらずに、スペーサーを入れて調整する始末。

リアディレイラーを着けてみるとディレイラーハンガーが曲がっているのが判明し曲げ直す。
まいったのはフォークコラム内にスターファングルナットのようなものが溶接されていて、
スレッドステムがそれにつかえて十分に下がらなかったこと。
これは高さの低いステムへ交換する予定。

ともあれ、とりあえず組み終わったところで試走してみました。
はっきりとわかったのは、SILK特有の重い芯のようなものがある感覚がなくなったこと。
簡単に言えば軽快になった感じがしました。実際は2、300g程度しか変化はないのですが。

なんでそう感じるのかはよくわかりません。フォークも含めた剛性の違いなのでしょうか。
試走の翌日に腰に来たあたりからも、そう想定しています。

(2019.9.22)






back