3日め






この日の宿も朝食は6時から。おそらく工事業者のスケジュールに合わせているのかと。
ただビュッフェのメニューはひとりでつくっていることから少ない。

天気は午前中雨予報なるも、実際はほぼやんでいて令和初日の朝日も拝めた。
やはり6:40頃出発して三陸海岸をさらに北へ。

途中、山田湾にてたくさんの小舟が漁に出ている光景に出くわす。
こういう地元の生活が垣間見える風景は、個人的にとても好きです。


宮古を通過して田老へ。道の駅で車を駐めて散策。すぐ裏に知られた田老の防潮堤がある。
今回の津波はこの防潮堤の高さの倍近くあったらしい。沖の方で更に高い防潮堤が工事中だが、
果たしてどの程度効果があるのかは未知数。田老は震災後の人口流出率がトップという状況。



4階まで浸水したというたろう観光ホテルを見る。かなりの高さ.
津波にハードで対応するには不十分で、いざというときに動けない人をいかに迅速に避難させるか、
というソフト、システムの充実が求められるのではなかろうか。


震災の視察はここまで。あとはせっかく来たので観光してまわります。
まずは鵜の巣断崖。リアス式海岸のきれいな風景が拝める。


内陸部に入って龍泉洞。日本3大鍾乳洞のひとつで、終着点である第3地底湖の水深は100メートル近い。


早坂峠のワインディングを越え、岩洞湖レストハウスで昼食休憩。
冬はワカサギ釣りが楽しめるここは本州で最も寒い場所だそうです。


まだ時間があったので、思い切って八幡平へ。この時期は雪壁の回廊が見られるとのこと。
早坂峠付近はまだ桜が満開なところがあり、関東より季節が遅いのは感じていましたが雪は半信半疑。

実際行ってみるとアスピーテラインはぐんぐんと高度を上げ、徐々に雪が見えてきてテンション上がります。
この雪がどんどん深くなっていき、山頂付近ではガスも出てきて不安になってきます。寒いし。
頂上の見返峠駐車場も一面のガス。先へ進む気にもならず、ここで引き返す。



下りも存分にワインディングを堪能して観光も終了。高速に乗って盛岡の宿に向かいます。
場所はまさに盛岡駅の手前。狭い駐車場に苦労して車を駐め、チェックイン。
夕食は盛岡冷麺。食後に商店街を散策。賑わっている範囲は狭いが、さすが都市だけあって三陸との落差を感じる。






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