昔乗ったオートバイ



自分の自転車の空白期にはオートバイを所持していました。
最初は200ccのオフロード、そのあと400ccのオンロードです。

YAMAHA XT200(1984-87)

4サイクル単気筒空冷エンジン。
大学2年時、当時は家族共有の50ccバイクに乗っていましたが
自分専用のものが欲しくなり、理由は忘れましたがオフロードに。
足付きの良さで200ccのXT、しかしモデルチェンジ前のものが欲しいと
思っていたところ、近所のバイク店でたまたまこの中古が出ていて即決。
新車定価26万円くらいのところを16万円で買った覚えがあります。

嬉しくて初日に裏山の造成地を走り回るも、50ccバイクと同じ感覚で
コーナーで車体を倒したところ、前輪が滑って低速転倒。
早速ブレーキレバー端が削り取られ、おまけに捻挫して、
しばらくバイクはお預け状態になってしまいました。

3年くらい乗ったかと思いますが、いろんなところへ行きました。
いちばんのロングライドは実家の横浜から青森の十和田湖まで14時間。
さすがに200ccオフロードで100km/h巡航はきつく、途中でガスケットから
オイルが漏れはじめ、エンジン音がバラバラとうるさくなってしまいました。

せっかくのオフロードなので、ウイリーやアクセルターンなどの
練習もしましたが、どうも前後方向のバランス感覚が弱いのか、
ウイリーは怖くて前輪を30cmくらいしか上げられませんでした。

メンテも自分でやって、身体になじむほどいい車だったのですが、
中学1年からの憧れだった、大排気量オンロードバイクへの欲望が抑えられず
400ccバイク新車購入時に下取りに出してしまいました。

オフロードバイクの乗り心地は自転車のMTBに似ていました。
小学生の頃「モトバイク」には憧れた覚えもあります。
なので今MTBが欲しくなりそうなものだけど、そうならないのは
やっぱり重い車体をこぐのが嫌だからなのでしょうか。




Kawasaki GPZ400R(1987-2003)

自分の2台めのオートバイで、社会人になって1年めに購入しました。
時はネイキッドバイクが出てくる直前、フルカウルの最終バージョンでした。
子供の頃からどうしても乗りたかった、4ストローク4気筒DOHCロードバイクです。

新車価格はおそらく60万円くらいしたかと思います。
家を除けば、生涯で最も高額な買い物となっています。
買った当日に相模湖までテストランに行って、クラッチの重さに腕の筋肉が
悲鳴を上げたのが懐かしいです。

しかし買ったはいいものの急速にオートバイ熱が引いてしまい、
泊まりがけのツーリングは皆無で、日帰りで水戸、伊香保、甲府あたりを往復するくらい。
高速道路に乗っている間、ずっと車体にへばりついているのが退屈でした。
また、徐々に体力や動体視力が衰えてきて、夜の高速や狭い首都高速に乗れなくなりました。

しかし何となく捨てられなくて、車検はユーザー車検で安く済ませ(それでも高い)長期間放置。
その間バイクカバーはかけていたのですが、雨水が侵入して
エンジンがダメになったり、バッテリーが上がるなんていうのもよくあることでした。

最後の方は転倒した車体を起こすことすらできなくなって、
結局16年ほど保持して「バイク王」に下取りに出しましたが、
ウインカーが立ち転けで割れていたこともあってか、その価格なんと5000円。
しかし持っていても金がかかるばかりなので手放したところ、
変な話ですが、とりついていた悪霊が消えたような感じがしてすっきりしました。

今後はもうオートバイに復帰することはないでしょう。




YAMAHA TW225E(2022-2022)

ええと、前言撤回です。
以前乗っていたXT200の後継最終モデルに舞い戻りました。
4サイクル単気筒空冷エンジン。2006年モデルの中古で 総額37万円。

ただ、今回はスカチューンが施された、ストリートカスタムモデルです。
当初はボバースタイルのアメリカンカスタムに惹かれたのですが、
やはり新車は高く、リジッドも現実的ではなく、中古からのカスタムも考えましたが、
とにかくベース車両のサイズが大きくて重く、自宅駐車場にすら駐められないので断念。

TWは軽いので、なんとか手押しで駐車できました。
足つきはよく、ロングスイングアームなので後傾して乗る感じ。
結果的に当初目指したアメリカンスタイルと近くなりました。

早速シートとグリップは交換。タンクはオリジナル色に塗装に出しました。

結局故障の多さ(電気系、吸気系)とカスタムバイクに対する世間の風当たりの強さに
うんざりして、購入後4ヶ月で売却となりました。走行距離約4000km。
見た目や性能は気に入っていたので残念です。




BMW G310GS(2022-2023)

履歴のわからない250ccなら新車、それ以上なら中古車という条件でアドベンチャーモデルを検索。
BMW G310GSとHonda CRF250ラリーが候補に挙がりましたが、
前者の認定中古車が安くなっていたので、現物を見て即決。2018年モデルです。
4サイクル単気筒水冷エンジン。乗り出し58万円。

ポジションは足付きを含めて、ほぼTWと同じなのですが、
エンジン特性と車重、もしくは車格が大きく異なります。

エンジンはスムーズに吹け上がるのですが、粘りがない。特に低回転域で。
車格はGPZを思い出しました。「振り回す」より「乗る」イメージが強い。
あと、音が静かなので、感覚的に回転数を把握できないのも辛い。

慣れの問題もあるかと思いますが、5感に訴えかけてくるアナログなバイクが懐かしく思いました。

結局これも電気系(バッテリー、スターターワンウェイクラッチ)がダメになり1年強で手放しました。
やはり中古のバイクは信頼性が薄い。走行距離8500km。




Husqvarna Norden901(2023-)

ディーラーの営業マンに焚き付けられて、うっかり大型二輪免許を取得。
するとやはり大型が欲しくなるのが人情。テネレ700、デザートXと競ってこれに。
2022年モデルで、型落ちの新車が安くなっていたので。
4サイクル2気筒水冷エンジン。乗り出し170万円。まあ新型R1300GSの半額と思えば。

ポジションはGSとほぼ同じ。ただシートが高くて足つきが悪い。
流石にGSのようにエンスト起こすことはないが、やはり低速でのトルク感は薄い。
デザインはいいのですが、重さもあって取り回しには苦労します。




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