イサム・ノグチ庭園美術館




*イサム・ノグチ庭園美術館/香川県木田郡牟礼町牟礼3524-1
 087-845-1757/開館日、火、木、土/見学時間、10:00、13:00、15:00
 要予約/0812-0817、1228-0107休/2000円

イサム・ノグチのアトリエ、住居であったところを
美術館として一般に開放しているもので、
見られるのはイサム家、作業蔵、展示蔵と屋外展示です。
ノグチはここに1年のうち
気候のいい3か月ほど滞在していたとのこと。

屋外の作業スペースは高い石垣で円形に囲まれ、
ここに完成した石と未完成なものが混在して置かれています。
作業蔵には石を刻む道具などが並べられており、
ノグチの製作風景をかいま見ることができます。

最もインパクトのあったのは展示蔵で
移築し改装した蔵の自然光の差し込む薄暗がりの
土間空間にいくつもの石彫がたたずんでいます。
端の吹き抜けに鎮座する「エナジー・ヴォイド」は
大仏のような存在感があり、また不思議な生物のようでもあり
建物の軸線上にあるリング「真夜中の太陽」は
まるで場のエネルギーを発しているかのようです。
光と闇があり風が通り抜ける空間で、それぞれの彫刻が
いきいきとしていたのが印象的でした。
蔵の改装されたミニマルな表情の外観もいいです。

イサム家は中には入れず外から見るだけ。
椅子生活のため畳の一部を切り下げていますが、
日本建築特有の水平方向の空間の伸びが減じられていて、
ちょっともったいない。
天井の低い空間での吊下げ照明もせせこましい感じ。

イサム家の裏山は彫刻庭園で、
古墳のような大きなマウンドがあり、登ると広大な景色が開かれます。
頂上に卵形の石がひとつ。
ノグチが特に気に入っていた石で、
氏の遺灰が納められているという話もあります。
それが本当なら安らかに眠っているのだなあと感じさせる
穏やかな気持ちのいい場所でした。

全部で1時間のツアーでした。

あと、ここから歩くと少し遠いですが、
「山田屋」のうどんは麺に腰があっておいしかったです。


(01/02/20 h.taki)



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