越後妻有アートトリエンナーレ




越後妻有アートトリエンナーレはもう閉幕していますが、
光の館をはじめとして、半分ぐらいの展示がまだ見られます。
私は光の館がある川西町と松代町の一部の展示を見てきました。

*越後妻有アートトリエンナーレ2000
 越後妻有大地の芸術祭実行委員会/新潟県十日町市字宇都宮71
 0257-57-2637 http://www.artfront.co.jp/art_necklace/top.htm

作品は集中しているところでさえ、かなり離れて設置されているので
シャトルバスのない今後は車での移動以外は考えられません。
まず上記事務局に行けばマップ等は手に入れることができます。

展示全体のグレードはさして高いというわけではありませんが、
棚田をはじめとする美しい風景や昆虫などを含めた自然環境が
作品の後押しをしている感じがします。

私が見たなかでは磯崎道佳の双眼鏡を使った伝言ゲームや
特にイリヤ&エミリア・カバコフのインスタレーションが気に入りました。

後者は棚田に農村の人物や家畜を型取った原色のスカルプチュアを設置し、
川を挟んでだいぶ離れたところにその風景を物語る文章が宙に釣らされ、
さらにその先に両側に階段のついた鑑賞台があって、
そこから棚田を見ると、風景と文章が重なって
まるで絵本のような世界が作り上げられる、というもの。

展示される場所の風景や文化を生かし、十分に詩的でありながら、
スカルプチュアの隣では実際に農作業をしている人達がいたりして、
リアリティ、ひいては社会性も感じられました。
それぞれのモノの精度も高く、洗練されています。

また開催されるであろう3年後も楽しみです。
カバコフのような作品が残されれば、町の財産となるでしょう。

あ、それと食べ物では「へぎそば」がおいしかったです。
冬はかなりの積雪があるようなのでご注意。


(00/10/03 h.taki)



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