territory




*テリトリー:オランダの現代美術/東京オペラシティーアートギャラリー
 001009まで/月休/12:00-20:00(-21:00金土)/900円

出展者は Liesbeth Bik&Jos van der Pol,Suchan Kinoshita,
Job Koelewijn,Mark Manders,Aernout Mik,Jeanne van Heeswijk

テリトリー=自分を取り巻く空間、領域、としての
現代の空間意識の探究、というテーマだそうです。

しかし結局は体験型の展示を集めただけのようで、
このギャラリーのオープニングだった「感覚の解放」展と
さほど変わらない印象を受けます。

全体にさして目新らしい感じの展示はなく、
あえて挙げればトランポリンを持ち込んだ展示や、
砂場を持ち込んで、陣取りゲームをさせる展示が目を引きますが
前者は建築の学生が作るインスタレーションのようで稚拙ですし、
後者はそれが美術館にあるというだけの存在意義しかありません。

いずれも美術館というものに異物を持ち込んで、解体させる試みばかりで、
美術自体に前向きな姿勢が見えないのは残念です。
カタログを見るともう少し面白いことをしている作家もいるようなので
今回はテーマに引っぱられすぎたのかもしれませんが。

それよりも私は同時開催の収蔵品展で野又穫の展示を久々に見て、
その想像力と力量に感服しました。
描かれる架空の建物の造形自体はともかくとして、
とにかく光のとらえかたがうまく、的確で美しいです。
ちょっと欲しくなりました。


(00/08/28 h.taki)



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