パサージュ:フランスの新しい美術




*パサージュ:フランスの新しい美術/世田谷美術館
990919まで/10:00-18:00(-20:00土)/第2,4月休/900円

情報紙で見掛けてオープニングの日にふらりと行ったら
作家のギャラリートークをやっていて、これはラッキーと途中参加しました。

出展者はBili Bidjocka,Michel Blazy,Sophie Calle,Marie-Ange Guilleminot,
Huang Yong Ping,Fabrice Hybert,Majida Khattari,Koo Jeong-a,
Jean-Michel Othoniel,Jean-Jacques Rullier,Bojan Sarcevic,
Pascale Marthine Tayou

Marie-AngeやHuang Yong Ping、Sophie Calleあたりが期待できるかなと
思っていましたが、個人的にはイマイチ。
むしろJean-Michel Othoniel、Bili Bidjockaといった名前を知らなかった
作家たちの展示のほうがよいように思いました。

とはいうものの、無条件に拍手を送るほどでもなく、
前掲の二人の作品がよく見えたのは、
展示空間との相乗効果のせいかもしれません。

今回、空間をうまく使っていると思ったのはこの二人とJean-Jacques Rullier。
Jean-Jacques Rullierは椅子を円形に並べた展示をしていて、
水戸芸のピラミッドに展示すればもっと映えそう。
次の部屋への入口を白い幕で仕切っているのもうまいです。

Jean-Michel OthonielとBili Bidjockaは1階の細長い、
一番大きなギャラリーを使っていて、
ここはこの美術館のなかでは最もポテンシャルの高いところ。
(仰々しい天井は余計ですが…)
側面の開口部を半分つぶして、暗いほうで
静謐で「巡礼」を思わせるインスタレーションをBili Bidjockaが、
明るいほうで、ガラスの巨大なネックレスと
正面の壁一面を使ったシンプルな平面をJean-Michel Othonielが展示しています。
空間の密度もよく、なかなかに気持ちのよい場所を作っていました。


※ちなみにMichel Blazyの展示は会期中に増殖、変化していくものなので
 少し時間をあけて見にいかれたほうがよいかもしれません。


(99/07/20 h.taki)




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