Woody Vasulka/The Brotherhood




「Woody Vasulka/The Brotherhood」
--インタラクティヴ・メディアによる6つのインスタレーション--
-980830/10:00-18:00(-21:00 Fri)/closed Mon

「The Maiden」と「Scribe」がよいと思いました。

「The Maiden」はマイクで拾った音声にロボットのような機械と映像などが反応し、
動き、変化するのですが、認識する音声の範囲が狭いようで、
拾った音が短かったり、低かったりするとダメなのが残念。
マイクでなく楽器につなげたほうがよかったのではないかなあ。

機械の動きはユーモラスで面白かったです。

「Scribe」は機械によってめくられた英文の書かれた本を機械が読みとり、
文字を認識してその内容を光のペンで別の場にプロットアウトするというもの。
光で描かれた文字は徐々に薄くなって消えていってしまいます。

「写教」を連想しました。消えていく文字は「記憶」?

やっていることはとても機械的で(あたりまえか)無駄なのですが、
しかしその繰り返しが、どこか精神的で崇高な感じや、
ある種のはかなさなどを生みだしているように感じました。

総じてICCは企画展も常設も「始めに技術ありき」的な作品が多いですね。
それがここの特徴なのでしょうし、いろんな方向性を持った美術館や
ギャラリーが並存した方がいいと思うので存在の否定はしないですが、
でも、見たあとで「それで?」と思ってしまうものが多いと…。


(98/08/16 h.taki)




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